全国高校サッカー選手権広島県大会決勝が11月16日、広島広域公園第一球技場で行われ、初の決勝進出を果たした如水館を広島皆実が3-0で破って2年連続11度目の優勝を果たした。
試合は立ち上がりから皆実のペース。前半15分、FW梶原(3年)の個人技で先制ゴールを決めた皆実がそのまま主導権を握った。
0-1で折り返した後半8分にはMF丸川(3年)が左サイドからここも個人技で相手ディフェンス網をかわしそのままシュートを決めて追加点。さらにアディショナルタイムにも右コーナーキックからDF北尾(3年)が高い打点のヘッドで3点目を叩き込み、全国切符に花を添えた。
しかしシュートの数は皆実の12本に対して如水館も10本と負けてはいなかった。サイドを崩し、クロスを上げたが得点には及ばず。先制点、あるいは0-2から1点でも入れていれば、どう転ぶかわからない展開になっていた可能性もある。
先制点を入れた梶原は「全国でしっかり結果を出せるように頑張りたい」と早くも気持ちを切り替えていた。全国大会抽選は11月17日、本大会は12月30日(火)から始まる。