広島新庄、２年連続で夏の甲子園初戦突破、関東第一に延長十二回、２－１で勝利

第９８回全国高校野球選手権大会第４日（８月１０日）

広島代表の新庄高校は第１試合で東東京代表の関東第一と対戦、延長十二回に勝ち越して２対１で粘る相手を振り切った。新庄は夏初出場の昨夏に続く２年連続の初戦突破。

昨夏は同じく初出場の霞ヶ浦（茨城）に４対２で勝利したが、今回は昨夏、楽天のオコエらを擁しベスト４に残った強豪を寄り切った。

先制したのは関東第一。初回、新庄の左腕エース堀はヒットと四球でピンチを招き、五番・石橋に適時打を許した。

１点を追いかける新庄は五回、堀が自ら左翼線に見事に打ち返し、これが二塁打となってチャンスメーク。二死三塁となって一番に還って杉村がライト前タイムリー。試合を振り出しに戻した。

その後は回を追うごとに堀のストレートが走り始めて互いにゼロ行進のまま延長戦へ。

関東第一のエース、佐藤も９回３分の１、９奪三振１の粘投だったが堀の方は延長十回を乗り切ると延長十一回のサヨナラのピンチも踏ん張った。

迎えた延長十二回、新庄は九番・田中亮太の遊ゴロが内野安打となり、そのあと２つの四球で一死満塁。ここで三番・北谷の打球はセンターへ…。これが犠牲フライとなってついに２対１、その裏も続投してひとりで投げ切った堀は「何回まででもひとりで投げる気持ちが強かった」と試合後、胸を張った。

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