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2016年06月06日
編集部

サンフレッチェ広島久保会長、あす6月7日、広島商工会議所で意見交換、その関連で3万人スタジアムの発端はこの”三浦会長発言”

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旧広島市民球場跡地
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サンフレッチェ広島の久保允誉会長はあすあす6月7日、広島商工会議所で関係者と意見交換する。深山会頭以下、役員と久保会長が旧広島市民球場跡地へのスタジアム建設の意味や意義、広島みなと公園にスタジアムを建設した場合の問題点などについて話し合う模様だ。

エディオンのトップである久保会長は”もともと広島商工会議所の会員”であり、これまでこうした話し合いが行われなかった方が不思議、というかダメ出しされても仕方のないところ。

その広島商工会議所は広島みなと公園へのサッカースタジアム建設に長期に渡って徹底的に反対の声をあげている(交通混雑解消の徹底がなされれば、さに非ず)港湾関係者にも多数の会員を抱えており、広島商工会議所隣りの旧広島市民球場跡地と宇品の2つの場所で同時に火の手が上がっているとんでもない状況にある。

久保会長は2度に渡る記者会見のあと、6月3日の午後、広島の新サッカースタジアム問題に関する「広島県知事・広島市長・広島商工会議所会頭に対する確認事項および新スタジアム建設に関する資金調達と経済効果について」という新たな資料も発表した。

この資料の文面からは、サンフレッチェ広島サイドとしては今までの流れを踏襲し、あくまで「四者会談」の早期実現を希望していることがわかる。そのため3日付で「湯崎広島県知事・松井広島市長・深山広島商工会議所会頭宛に書簡」を送ったことも公表している。

その内容は「サッカースタジアム建設にかかる議論を早期に前進させるために、当社が四者トップ会談において議論すべきと考えていた26の項目を当社からの確認事項」となっている。

さらに「確認事項」については「当社として湯崎広島県知事・松井広島市長・深山広島商工会議所会頭からの具体的なご返答をお待ち申し上げております。このご返答をいただくことで、四者トップ会談がさらに具体的で有意義なものになると考えます」ときっちり念が押してある。

サンフレッチェ広島、並びに久保会長がどうしてこうも強気な態度に出るのか?状況を把握できない市民やサポーターはみな、そう言って首を傾げるのではないか?

だが、それは違う。どう違うかを今後、コンパクトに明快に、どこかでだれかが説明していかねばならない。

通常ではありえない、Jクラブ経営者のトップと自治体ツートップのガチンコ勝負!?その原因はどちらにあるのか…。とりあえず、ひろスポ!では、わかりやすい部分を一カ所だけ今回、記す。

冒頭の画像は、松井市長と湯崎知事が広島みなと公園優位の判断の最大の拠り所としてきたサッカースタジアム検討協議会の議事の模様をテープ起こししたものの一部だ。ただし「議事録」ではない。同委員会の複数の委員が署名捺印を拒否したため、何の効力も持たない。

…なので、およそ500ページに及ぶそのすべてに「未定稿」の印が押してある。

今回、サンフレッチェ広島から松井市長らに送られた「確認事項」の中には次のようなものがある。

≪県知事・市長・商工会議所会頭への確認事項(抜粋)≫

・県民・市民の税金を使って開催された「サッカースタジアム検討協議会」ですが、この協議会における非公式かつ未定稿な議事録しか残されていないにもかかわらず、いまだに、この協議会における議論を前提として、今後のサッカースタジアム建設に関する議論を進めなければならないとお考えの具体的な理由を教えてください。

 

冒頭の画像からは、同協議会の中でのやりとりの中で三浦委員長がまさに「3万人規模」を強引なまでにねじ込もうとしていることが容易に見てとれる。

そう、ここでパワープレーを使ってでも「3万人」の3文字を「議事録」に掲載しておけば、のちに「3者会談」(当初は県サッカー協会も加えた4者会談だったが、サッカー協会は3者側の意思に引き込まれることを警戒して”脱退”)で、どうにでもなる…というシナリオが透けて見える。

コピーすれば500ページにも及ぶ膨大な資料を詳細に渡って見直せば、叩けばホコリ…どころかゴミの山と化すのではないか?

ただ、残念ながらこの「未定稿」について、広島市などはホームページでは公開していない。広く市民に見てもらえばいいようなののだが、いちいち情報公開制度に従い有料(コピー代)でのみ閲覧可能となっている。

画像にある三浦会長の発言

それで、各委員から意見をいただきました。今後、進める中で今回の件に関して、私は、3万人程度という言葉を入れていくのが良いと思いました。ただ、最初に私が言いましたように、それで確定することではない。これはちょっとあれですけれども、報道する方にお願いしたいのですが、今回の件で3万人に決まったという言い方は決してしないでいただきたいと思います。あくまで、まずは2万人というのをひとつの目安としていろいろ材料を出していただくわけで、これだったらもっと規模の大きいのができるんだということが、今後あると思いますので、あくまで、たたき台として出てくるということですので、そういうふうに受け止めていただきたいと思います。よろしいですね。

(いいわけないだろ!と外野で聴いていたひろスポ!取材班の心の叫び、さらに「未定稿」は以下のとおり続いていく)

小谷野委員 ※このあとは今回は割愛するが、当然ながら小谷野委員が三浦会長の発言にうなづくはずもなく、それにもかかわらず松井市長らは「サッカースタジアム検討協議会で決まったこと」と言い続けていることになる。何も決まってはいない。

広島新サッカースタジアム取材班

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