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2016年09月14日
編集部編集部

広島のサッカースタジアム問題、「中央公園」の台頭で予想どおりの急展開、第2回4者会談のあとサンフレッチェ広島が声明発表

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深山会頭 久保会長
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4者会談に臨む深山会頭(手前)と久保会長

 

サッカースタジアム建設を巡る最重要決定事項を探る4者会談が9月14日午前10時から広島市中区の広島商工会議所であった。

前回8月10日の初会合に続き2回目。参加者は松井市長、湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭とサンフレッチェ広島の久保会長。前回に続き非公開。

話し合いはおよそ50分で終わり、そのあと前回同様、深山会頭だけがメディアに向けての会見を行った。

サンフレッチェ広島は4者会談を受け、午後6時過ぎに以下の声明を発表した。

内容は以下のとおり。

広島県知事・広島市長・広島商工会議所会頭との第2回四者意見交換の合意事項について

広島市に新たに建設するサッカースタジアムに関する議論の一環で、湯崎広島県知事・松井広島市長・深山広島商工会議所会頭と当社代表取締役会長・久保允誉が出席し、本日開催された、第2回四者意見交換で合意された内容は、下記のとおりです。

(1)新しいサッカースタジアムは、県・市・商工会議所・サンフレッチェの四者が協力して整備に向けて取り組んでいく。

(2)建設候補地は、現在の二つを残しつつ、検討協議会の議論の経過も踏まえ、中央公園自由広場・芝生広場等(以下「中央公園広場」)をその他の候補地として、四者が協力して検討することについて合意した。

(3)県・市・商工会議所の三者は、中央公園全体のあり方も視野に入れつつ、中央公園広場に新スタジアムを整備できるかどうか、また整備するとした場合の騒音対策や観客・車の動線のあり方など、周辺地域を含めたまちづくり対策も含めて、早急に検討していく。

(4)サンフレッチェは、中央公園広場が候補地となった場合の課題の有無等を早急に検討していく。

(5)その検討結果を踏まえ、再度、四者の意見交換の場を持ち協議する。

サンフレッチェ広島のプレスリリースの内容は以上。

第2回目の4者会談では大きな動きがあった。サンフレッチェ広島が建設候補地として挙げてきた旧広島市民球場跡地の存在が薄まって、第1回の4者会談の前から深山会頭がサンフレッチェ広島側に打診していた広島市中央公園の自由広場と芝生広場を合わせた場所(通称・中央公園広場)の色合いが濃くなった。

中央公園広場を建設地として想定した場合の様々な検討課題について早急にとりまとめを行い、なおかつ南北方向で言えば旧広島市民球場跡地からその中央公園に至るエリア全体の統一感を持ったプランニングについても3者側からサンフレッチェ広島側におそらく素案が示されることになる。

ただし、第3の候補地と言われていた中央公園には最終建設候補地に残れなかった様々な理由があると同時に、そこにスタジアムを建設するということを詳細に「検討」した過去もないという大きな課題が残る。

中央公園を巡る調査は手を変え品を変えこれまでも行政担当者が行ってきた。その結果は「課題多し」というもの。そこにサッカースタジアムとなれば新たな課題が加わる。

周辺住民の騒音・安全問題、夕方ラッシュ時、土日の交通量を考えた場合の車の動線の問題(これが一番厄介)、車でのアクセスに不向きな中央公園に向けての人の流れの問題、東西軸にスタジアムをレイアウトすることになりそうな敷地の形状問題、などなど。

中央公園を含めたエリア全体の計画イコール「サイトプランニング」には相当の困難とそれを克服するための時間と労力が必要になる。

ちなみに開場からすでに8シーズンを経過したマツダスタジアムを見ても周辺アクセスの整備状況に関しては「人の流れ」「車の流れ」ともまったく改善されていない。いまだに最寄の駐車場に止めた車は試合終了から2時間かけてやっとスタジアムをあとにするような状況が頻繁に起こっている。それをメディアが取り上げていないだけの話だ。マツダスタジアム正面の交差点では交通事故も多発している。すでに様々なインフラの整っている旧広島市民球場跡地ならその心配はまったくない。旧広島市民球場でカープが公式戦を行っていた時には「3万2000人が30分で完全にはけていた」(球場責任者)。

 

中央公園
中央公園の北東の端から撮影、すぐそばに市営の基町高層アパート群などが続く、さらに道も狭い、画像奥は本川が流れており、西側からのアクセスは空鞘橋1本と極端に悪い、また南北のアクセスも限定的で特に山陽道広島ICから南下してきた車は必ず右折レーンでひっかかる。ラッシュ時には動かない城南通り東側(JR広島駅方面)からのアクセスにも最寄の交差点での右折を伴う。

下記、ひろスポ!記事参照

ひろスポ!関連記事(7月14日掲載、この時点で中央公園案浮上はすでに確定)
特報!宇品案完全消滅の広島サッカースタジアム問題、中国新聞が「第三の案検討」に向け懸命の”連日報道”
hirospo.com/pickup/30585.html

ひろスポ!関連記事(6月13日掲載、中央公園台頭!)
広島みなと公園案予想どおり手詰まり…の中、広島市議会答弁は旧広島市民球場跡地をサンフレから完全ブロック、戦局は宇品から跡地攻防戦、オチは広島広域公園復活案
hirospo.com/pickup/29851.html

 

ただ、こうした課題山積の中でもサンフレッチェ広島のプレスリリース(1)にあるように、「新しいサッカースタジアムは、県・市・商工会議所・サンフレッチェの四者が協力して整備に向けて取り組んでいく」ことがはっきり書かれていることは半歩前進と言えるだろう。

この点については4者会談直後の広島商工会議所・深山会頭の会見の中でもはっきりと述べられており、これまで松井市長、湯崎知事、深山会頭の3者vs久保会長の図式だった、先の見えない展開から大きく方向転換した様子が見てとれる。

(2)の「建設候補地は、現在の二つを残しつつ、検討協議会の議論の経過も踏まえ、中央公園自由広場・芝生広場等(以下「中央公園広場」)をその他の候補地として、四者が協力して検討することについて合意した」はサンフレッチェ広島側が3者側に最大限配慮したものだろう。

(3)の「県・市・商工会議所の三者は、中央公園全体のあり方も視野に入れつつ、中央公園広場に新スタジアムを整備できるかどうか、また整備するとした場合の騒音対策や観客・車の動線のあり方など、周辺地域を含めたまちづくり対策も含めて、早急に検討していく」は当然ながら、中央公園でのスタジアム建設の可能性を探る上で最重要ポイントになる。

言葉は悪いが「広島みなと公園同様、中央公園も掘ってみないと何が埋まっているかはわからない」(スタジアム問題に詳しい関係者)。湯崎知事、松井市長はこのまま知らぬ、存ぜぬで通すつもりなのだろうが、広島みなと公園では実際、そこに埋められていた”地雷原”を踏んづけて、作業部会もろとも吹っ飛んだ。(最近では一時期あれだけメディアを賑わせていた作業部会はまったく表に出てこなくなった)

もうひとつ。今回は4者の誰もが口にしなかったが、40万件を超える署名を行った人々や市民・県民、サポーターの意向はどうか?またそれらが希望する「早期完成」へのロードマップを誰がいつ明らかにするのか?

だが、場所が決まらない限り、それもなかなか進まない。(3)の項目をほんとに短い期間のうちにクリアできるかどうか?

そこでもまた揉めるようであればこの話は即、ニュートラルな状態、イコール「旧広島市民球場跡地へのHiroshima Peace Memorial Stadium案」に戻した方がいい。

3者側の間では広島みなと公園と同じですでにないものとなっている、旧広島市民球場跡地の候補地としての存在を、市民・県民・サポーターは常に意識しながら、中央公園の動きを見つめていくことが大事になってくる。

広島新サッカースタジアム取材班

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