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2018年04月30日
編集部

衣笠氏追悼試合でドラ1高橋大樹初安打、薮田は左打者に制御不能で二軍再調整

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高橋大樹
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高橋大樹(トップ画像)は衣笠氏追悼試合でプロ初安打を放った

4月30日 ●2-4阪神、マツダスタジアム
通算17勝10敗0分け(8連勝で2位浮上の巨人と2差)
13時30分開始・4時間16分、3万1794人
相手先発 岩貞6回7安打2失点(自責1)
本塁打 なし

一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番レフトバティスタ
四番ライト鈴木
五番ファーストエルドレッド
六番サード安部
七番センター高橋大樹
八番キャッチャー會澤
九番ピッチャー薮田4回3分の2、1安打0失点(自責0)
アドゥアH
今村
ジャクソンH
中崎H
一岡●(11試合1勝2敗)

丸不在となって2試合目。センターでスタメン起用されたのは高橋大樹。鈴木と同期でしかもドラ1、右の大砲候補と期待されながら遠回りをしてきたそのバットが、最短距離で振られて二回、待望のプロ初安打を左前に刻んだ。

六回の第3打席も左前打。京都・龍谷大平安高校出身で、衣笠祥雄氏の後輩に当たる。衣笠氏急逝の知らせは4月24日の昼前、一軍再昇格はその日。そして衣笠氏の追悼試合第3戦で2014年6月以来のスタメン…初7日を迎えて、ぎりぎりのところで”間に合った”。

一方、開幕に間に合わせることのできなかった薮田の方は、大方の予想通り、この日の最終テスト登板の結果、二軍再調整となった。

4回3分の2を投げ被安打1の無失点。この数字だけでを見れば何のことか分からない。

分かりやすい数字だけ並べるとこうなる。

4月3日・神宮球場、ヤクルト戦初先発。初回、二死一塁で青木に死球。そのあと6四球で五回降板。

4月10日・甲子園、阪神戦2度目の先発。5回3分の1で4安打8四球、3失点。

4月22日・ナゴヤドーム、中日戦、中継ぎ降格後、4度目の登板、3分の0、3連続四球降板。

特に甲子園では8つの四球のうち7つが左打者。そしてこの日も7四球のうち6つが左打者。

初回と三回はいずれも鳥谷、植田に連続四球のあと糸井が2球目を打って右飛(タッチアップを狙った鳥谷三塁アウトで併殺)と二ゴロ併殺打。糸井が黙ってボックスに立っていさえすれば、阪神はもっと楽にこの試合をモノにできた。(けっきょく延長10回、ロサリオ2ランが決勝点)。

第1戦の神宮、その初回、青木にぶつけた時点ですでに薮田の今季は怪しくなっていた。もっと言えば2月のキャンプの時点でこうなることはある程度予想できた。

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五回、勝ち投手の権利を手にするまであとワンアウトで緒方監督が交代を告げたのは必然で、この回、糸原と鳥谷を歩かせたあと、次打者はそれまで2四球の植田…。

なおこの日の薮田は打者19人に対して初球ストライクは一度だけ。しかもそれはカーブ。人並み外れた球威を誇る真っ直ぐと、変化球のコンビネーションで面白いように相手のバットが空を切り、15勝を挙げた昨季の投球スタイルとは別人の投球内容のまま、試合後、やっと二軍再調整が告げられた。

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