広島の野手4人が12月8日、マツダスタジアムで契約更改に臨んだ。
堂林の起用を最優先した野村前監督の方針の影響で78試合出場に止まった小窪は規定打席には及ばないものの打率3割越えを果たしたがそれでも1000万プラスには届かず、およそ900万円アップの年俸2400万円でサインした。(金額は推定、以下同)
外野手では松山が100万円アップの2300万円、天谷も100万円アップの2500万円でサイン。代走起用などで12盗塁をマークした赤松は現状維持の2800万円でサインした。
先週火曜日には若手投手陣が契約を更改。セ・リーグ新人王の大瀬良が1500万円から2000万円アップの年俸3500万円+タイトル報酬で、中継ぎとして同じくシーズンフル稼働した中田は倍増を超える1600万円プラスの3000万円で、中田とブルペン陣での双璧をなした一岡も1350万円の大幅アップの2400万円で、さらに中崎、戸田も大幅アップでサインした。
勢いのある24歳以下の投手陣に対して小窪と松山が29歳、天谷31歳、赤松32歳。まだ老け込む歳ではぜんぜんないが、レギュラーポジション取りに挑んでは失速…しているのも事実。”微増”分は球団サイドの叱咤激励と受け止め、悔しさをバネに来年のこの時期、胸を張って会見の席に臨むことができるか?