黒田博樹投手が1月15日(現地時間)、ロサンゼルスで今年初めて練習を公開、同時にインタビューを受けた。地元広島の中国放送が番組の中でその模様をノーカットで伝えた。
現地の気温はこのところ20度以上。午前10時前、現地に姿を見せた黒田は広島球団から送らてきたNPBの公式球を手にキャッチボールを始めると、カーブ、カットボール、ツーシーム、そしてスプリットなども試した。
インタビューは青空のもと、囲み取材形式で行われた。
ズバリ!おそよ20億円より4億円をチョイスしたことについて聞かれた黒田は「今年で40歳になりますしあと何年できるか?その中で日本で、カープで野球をする方が1球の重みが感じられるのでは、と自分自身で判断した」と即答した。
また「自分で野球人生を振り返った場合、何が納得できるものなのか?日本でまったく投げずに野球人生を終われば何かひっかかるものがあるんじゃないかとそこまで考え決断した」と吐露した。
さらに…
「アメリカで投げるのも重みがあるが、僕に残された球数はそんなに残っていない」と衝撃コメント。「その中で自分の気持ちを含めてボールを投げること。そっちの方が充実感があるんじゃないかと自分で判断した」と打ち明けた。
また日本での目標を聞かれた際には「ローテーションで投げるからには2桁勝たないといけない。今季が終わってどうか?それができないと自分の中である程度区切りをつけないといけないと思っている」と再び衝撃のコメント…
再び背番号15をつけ赤いユニホームに袖を通す剛腕は、二桁か、引退かの覚悟をもってシーズンに臨むことになった。
なお黒田は広島で2月中旬以降に入団会見を行いそのあと沖縄でのチームのキャンプに合流する。