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2015年05月15日
編集部

軸足ブレる黒田博樹、まるで別人の投球内容、それでも大入りのマツダスタジアムでDeNAに逆転勝ち許す

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右くるぶし周辺の炎症で登録を抹消されていた広島の黒田博樹が中13日でDeNA戦に先発したが四回にバックのミスから失点すると、文字通り”踏ん張り”が効かなくなった。

3対1、2点のリードで迎えた五回、八番嶺井のヒットと送りバントで一死二塁のピンチを招き、一番石川。一度は空振り三振に仕留めたはずが判定はファウルとなりこのあと投げたあとバランスを崩して四球、続く関根には右前適時打されとうとう1点差。三番下園には完全に虚を突かれてセーフティスクイズを許し同点に追いつかれ、四番筒香に勝ち越し適時打を中前に弾き返された。

試合は六回に広島が5対4とひっくり返し黒田の負けは消えたものの、八回、4人目の一岡がバルディリスに逆転ツーランを浴びて5対6と”いつもの”1点差負け、というオチがついた。

これで広島のDeNAとの対戦成績は1勝6敗となり、昨季15勝8敗1分のお得意さんとの立場が完全に逆になりつつある。

唯一、勝った試合の先発は前田健太。負けた6戦は順番に大瀬良、野村祐輔、前田健太、大瀬良、野村祐輔という顔ぶれに今夜の黒田が加わった。無傷なのはあす、先発予定のジョンソンだけとなった。(先発6番手の福井も今季未対戦)

そもそも黒田は本当に投げても大丈夫だったのか?黒田本人が積極的にOK!と言ったような形跡はないのだが…?

以前から症状はあった、とも言われている黒田の足首の障害の名称は「右腓骨筋腱周囲炎」。腓骨(下腿にある2本の骨のうちくるぶし側の細い方の骨)の下部骨端に付着した腓骨(ひこつ)筋腱は膝の外側の下から足首の外くるぶしの後を通り、足の甲に付いていて、足を外返し(外反)する時に使う筋肉で、下半分が腱になっている。

強く踏ん張るような動作の繰り返すことで「筋腱周囲」に炎症を起こし、重篤の場合には比較的まれではるがこの腱が脱臼するケースもある。

部位は異なるが新井貴浩の左手中指の「腱」もやはり通常の位置からずれた(脱臼した)ことで現在、固定安静が必要な状況となっている。

新井は九回、文字通り”ひと振りに賭ける”打席に代打で立ち、ボールカウント1-2からの4球目を振って三ゴロ併殺打に倒れゲームセットとなった。当然、まだ痛みが残る中でのスイングになったが、左手と右足ではまったく状況が異なる。

極端な話、バットは気持ちの強さと片手で振れる(かつての金本知憲がそうだった…)がピッチングは片方の足だけでは話にならない。

一、二回にも先頭打者をヒットで出塁させた黒田は球数30球まではセットポジションから後続を打ち取ったが、そのあとはあまりにも簡単にDeNA打線に攻め込まれた。

金曜日のナイトゲームのDeNA戦。これまでなら空席の多かったマツダスタジアムに詰めかけたファンの数、2万9,819人。スポーツ紙、テレビ・ラジオが「黒田は15日先発予定」と繰り返し報じた効果のほどは抜群だったが、肝心の試合の方は1964年(昭和39年)以来の7カード連続勝ち越しを狙うDeNAに先勝を許す形になった。

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