京セラドームでセ・パ両リーグの最下位同士が激突する。広島は5カード連続負け越し中で借金8、先発は日米通算185勝の黒田博樹。一方、DeNA戦で5カードぶりの勝ち越しに成功したオリックスは借金12でプロ未勝利の大卒左腕、山崎福也を4度目の先発マウンドに送り出す。
広島はここまで48戦20勝28敗、勝率・417、188得点166失点、得失点差+22、32本塁打、26盗塁、打率・263、防御率3・09。
5位のヤクルトへは2・5差、3位阪神までは3・5差。
オリックスは51戦19勝31敗、勝率・380、191得点201失点、得失点差-10、33本塁打、31盗塁、打率・251、防御率3・63。
5位の楽天までは3差だが3位西武には7・5差をつけられた。
得失点差がプラスの広島はチーム防御率でもオリックスを上回っておりデータ上は有利だ。
ただ昨季はオリックスに4戦全敗…。京セラドームでの初戦はマエケン、金子のエース対決に1-3で敗れ、第2戦は大瀬良を立て1-8で大敗した。
マツダスタジアムでの第3戦はバリントンとディクソンで再び1-8の完敗。最後は野村祐輔、松葉の投げ合いとなった呉で0-2完封負けだった。
オリックスのベンチワークにも振り回された。
第2戦の八木はシーズン初先発だったが二回、1-1の同点に追いつくと森脇監督は二番手にマエストリを指名。左の先発を意識した広島打線は後手に回るハメになった。
昨夜、DeNA戦のあと森脇監督は「DeNAから学ぶことがたくさんあった」とコメントしていた。
広島野球を学び広島野球を原点とする森脇監督と、機動力野球の申し子だった緒方監督の激突…。そして緒方監督は昨季の野村前監督の仇を討てるか…。