広島が最下位の中日に6対4で快勝。エース前田健太が6勝目を挙げた。
カギとなったのは4対3の八回、前田健太のあとを受けてマウンドに上がった大瀬良のマウンドだった。
前回、23日の阪神戦(長野)では同じく4対3の八回に黒田を救援して3失点。「雲の上のような方」の大事は勝ち星を消してしまい、「気にするな」と声をかけられてはいたが、重圧のかかり過ぎるほどのシチュエーションでこの日は見事に踏ん張った。
大瀬良の八回、全15球の詳細は次のとおり。
・マエケンから大瀬良にスイッチ
・大瀬良さすがに表情が硬い
・杉山、ボールカウント1-1からの148キロ外ボール、149キロ低目ボール、わずかずつ外れている、148キロだが高目へ行ってサード梵の右抜くヒット
・藤井、初球バントファウル、またバント一塁側へ、大瀬良ワンバウンドで捕球して思い切り2塁へ、アウト!一塁はセーフ
・大島、初球セーフティーはファウル、148キロボール、145キロボール、外へ内へストライクが入らない、エンドランでファウル、またエンドランで三ゴロ、二死二塁
・亀沢の代打小笠原、得点圏打率3割5分…、初球147キロ高い、2球目カットボールファウル、3球目146キロ内角球打ち上げて捕飛
大瀬良は試合後、前田健太とともにお立ち台へ。この日、球団史上最速の主催ゲーム35試合目で100万人を突破した、満員のスタンドのファンとともに勝利の喜びを分かち合った。
大瀬良はリリーフ転向5戦目でプロ初ホールド。