広島は7月24日から巨人をマツダスタジアムに迎えて3連戦を行う。
今夜の予告先発は広島が前田健太、巨人が菅野。首位を滑り落ちて借金2となった巨人・原監督は「マエケンさんというより、チームが負けられない状況」と前掛かりな発言になっているが、いきなりの大将戦となる今夜が最大のヤマ場であることに違いはない。
両者はここまですでに相手チームと4度対戦、そのうちの3度までがこの「直接対決」になっている。
・前田健太の対巨人戦成績 4試合2勝2敗1完投、防御率0・93
・菅野の今季の対広島戦成績 4試合2勝2敗1完投、防御率1・20
二人の直接対決の経過と結果
4月9日、マツダスタジアム
初回に安部、菊池の連続ヒットでチャンスを迎え、丸の二ゴロで広島が先制。前田健太は毎回のように走者を背負いながら7回無失点。0-1のスコアで前田健太に軍配。菅野は8回を投げて7安打「スミ1」負け投手。
4月22日、宇都宮
初回、前田健太の立ち上がり。先頭の金城に右前打され送りバントのあと二死から坂本に決勝タイムリーを浴びた。菅野は8回110球、3安打10三振でリベンジ。前田健太は7回7安打で「スミ1」返しに泣く。
5月12日、東京ドーム
先制点は広島。六回、丸が粘って10球目を三塁内野安打。四番ロサリオが左中間に適時打。しかし七回に前田健太がつかまる。一死から井端に左前打され、続く堂上に左中間へ同点適時打されたあと、小林に死球を与えて二死一、三塁。ここで代打アンダーソンの時痛恨のワイルドピッチで負け投手に。前田健太は8回5安打ピッチング、菅野は7回6安打で白星を手にした。
特に3戦目の対戦は広島が6連勝で波に乗り換えた時に喫した手痛い一敗となった。逆に言えば菅野に”もしかしたら今頃、首位快走中!”の夢を断たれた可能性もある。
負け越している前田健太が序盤から飛ばしてくることは必至の状況。受けて立つ菅野もしかり。どちらが長くマウンドに立っていられるか…