大規模土砂災害の報道が続く広島では3日連続で試合中にも雨…、
球団旗、連盟旗は半旗となり、スタンドの鳴り物応援も自粛された3連戦は、3連勝を狙った広島が最後の最後でツメを誤り、2位阪神までのゲーム差は1・5に戻った。
昨夜、会見を拒否した阪神の和田監督は報道陣の囲みで笑顔を見せ、広島・野村監督の方は「戦う人になっていない」と2対1、リードで迎えた八回に3点、九回に4点を失った投手陣に頭を抱えた。
その両者を取り持った?のがマートンで、昨夜は第1打席でストライク、ボールの判定に激高して即、退場!「新しい気持ちで臨む」とリフレッシュした今夜は九回、広島5人目の横山から12号スリーランをかっ飛ばしてチームの連敗ストップを決定的なものにした。
広島は新外国人右腕のヒースが来日初登板、初先発で6回95球、今成のソロによる1点に抑える好投を見せた。
そこまでは完全に3連戦の初戦、2戦目を取った広島ペースだったが,八回に状況は一変。野村監督が右肩痛で離脱した一岡に代わるセットアッパーに指名した中崎が押し出し四球と適時打で3点を許して瀕死のトラに息を吹き返させたことがすべて…、だった。
広島は打線も阪神のドラ1左腕・岩貞から三回に2点を奪いはしたが、スコアをよーく見てみると放ったヒットは2本だけ。けっきょく2安打2エラーと打てない・守れない・勝ち切れないの3拍子。第1戦でエースの前田健太が被災地に向けて「勝利」のメッセージを発信したが、阪神3タテはならなかった。