甲子園で阪神がサヨナラ勝ちしたあと広島も本拠地マツダスタジアムでヤクルトに何とか競り勝った。スコアは12-9。先発のヒースは雄平に2打席連続ホームランを許し、抑えのミコライオも九回、3安打を浴びてクライマックスシリーズへ向けて不安材料が膨らんだかっこう。
この乱打戦の中、際立つ活躍を見せたのが広島の菊池だった。5打数4安打でついに試合のなかった中日・大島の184安打に並んだ。
ヤクルトの山田もタイムリーヒットと28号ツーランで2本上乗せしてこちらも184安打。残り試合数は異なるが3者がきれいに並ぶというシーズン大詰めにして異例の激戦に突入した。
なお、広島には3人の名球会メンバーがいる。野村監督、石井琢朗守備・走塁コーチ、新井打撃コーチ。野村監督のシーズン最多安打数は173本、石井琢朗守備・走塁コーチは同じく174本、そして新井打撃コーチは184本。菊池は並み居るチームの大先輩にプロ3年目で並んだことになる。そして大島、山田とのせめぎ合いでさらにその先へ…