HC名古屋に大差をつけた後半途中、全員で動きを確認する広島メイプルレッズ
ハンドボール、日本リーグ第5週。女子の広島メイプルレッズは広島市の中区スポーツセンターでHC名古屋と対戦。ここまで5戦全敗の相手に30-15で大勝して開幕からの連勝が6に伸びた。
開幕5連勝で波に乗る広島メイプルレッズ。しかしGKに二番手の田口舞をスタメン起用したこともあり、前半の立ち上がりからしばらくは、やや連携不足…。しかし新人レフトウイングの松村杏里が緩急をうまく使った攻撃と巧みなディフェンスでリズムを作り、大前典子、高山智恵、増田寛那も手堅い守りからうまく攻撃に持ち込んで次々と得点を重ね、前半を18-9で折り返した。
9得点をあげチームの勝利に貢献した⑲松村のシュートが後半も決まる
後半に入っても広島メイプルレッズの優位は変わらず、10分過ぎあたりからは石田紗貴、加須屋朝緋、角谷里帆ら若手を起用する余裕もみせた。
後半途中からは主力に代わって出番が回ってきた若手がよく走った
松村は9得点の活躍だった。
試合中、厳しい表情を見せる呉成玉監督
試合後の呉成玉監督の話
きょうはいい雰囲気で1ゲームを終えることができた。最近は安心して見ていられる。でも前半にミスがあったし、そういう時にこそどうするか選手には考えてもらいたい。いい時は誰でもいい、悪い時にコートに立っている選手でどれだけ雰囲気を変えることができるか?私も早めにタイムを取ったり、手助けはするがやるのはあくまで選手。若い選手は先輩たちの姿を見て欲しいし、先輩たちはチームを引っ張っていって欲しい。リードが広がろうと、しっかり考えてプレーして欲しい。何も考えていないとムダな試合や練習になる。まだこのチームは控え選手と主力の力の差がある。(同じく開幕6連勝の)北國銀行は主力、控え選手の力の差がない。このチームはさらに気持ちが強くならないといけない。