清水エスパルス戦に向け、前日練習のあと居残りでシュート練習する浅野と笑顔の佐藤寿人、中央は工藤
サンフレッチェ広島はあす4月25日、エディオンスタジアム広島でJ1リーグ 1stステージ 第7節の清水エスパルス戦に臨む。キックオフは午後2時。
サンフレッチェ広島は前節、アウェーのFC東京戦(味の素スタジアム)に2-1で勝って3戦連続J1リーグノーゴールの”呪縛”から解放された。
22日のナビスコ杯、松本山雅FC戦(松本平広域公園)も若手主体のメンバーで4-2と快勝、勢いに乗ってあすを迎える。
J1リーグで4連敗中の清水エスパルスは、それでもここ3試合で合計4得点とタフなゲームを続けている。
この日、前日練習を見守った森保監督も、チームの状態が上向きつつある今だからこそ警戒心を強めているようで次のようにコメントした。
「我々は今季を振り返ると、その時点での最下位だった神戸、名古屋に負けている。エスパルスは今16位の降格圏内にいるけど危機感を持ってやってくる。勢いがあるので注意しないといけない。エノキさん(大榎監督)のチームですからね。彼らの必死さを上回らなければいけない」
前日練習の締め括りに、清水戦への心構えなどを話す森保監督(中央)
森保監督の言う、相手の「必死さを上回る」ためには何としても欲しいのが先制点。しかもチームは1993年のJリーグスタートから数えて現在999ゴールとなっており、先制ゴール、イコール、メモリアルゴールとなる。(2点ビハインドなどからの1000ゴールよりも決めるからにはバッチリ決めたい…)
前日練習でのハーフコート11対11から見てFC東京戦と同じく佐藤寿人のワントップ、ドウグラスと柴崎のトップ下が濃厚。そして先の松本山雅FC戦で2ゴールを決めた野津田とFC東京戦と合わせて2戦連発中の浅野は途中出場で1000ゴールを目指すことになりそう。
サンフレイレブンの明日の試合に向けてのコメントは次のとおり。
佐藤寿人 1000ゴールはあまり関係ないです。とにかく開幕戦以来、ホームで勝っていないし、勝ったり負けたりでは勢いが出ないので、勝ち続けることで上位を目指す勢いをつけたい。2つ星を落としているし、年間順位もですがステージでの負けはせいぜい黒星は3つ、4つ…。(得点に関しては)コンビネーションでない部分でも取っていかないと。イメージを共有して、というのは今年は難しい。でも守備ではコントロールできている。あとは個の部分になってくる。みんなが1点ずつ(ここまでJ1リーグ佐藤、ドウグラス、柏、森崎浩司、柴崎、浅野と1点ずつ計6得点)じゃ寂しい。ここから連戦だし勝つことで繋げていきたい。
青山 どんな形であろうと寿人さんが取るんで…(アシスト)がんばります!
ドウグラス 最下位相手で、勢いを出してくるので集中して競っていかないと。大事な試合。
千葉 サウザンドゴールは一生残ると思うのであわよくば…。(笑)
野津田 2点取れたことで自信になった。このままの勢いをリーグ戦でも出せたらいい。試合に出たら流れを変えたい。ゴールに向かって積極的にプレーしたい。
浅野 (J1リーグ初ゴールがFC東京戦、チーム999ゴールとなって)少し心に余裕が生まれました。ただ999と1000では違いますよね。チームが勝てることが一番いいのですが、できれがオレが…(報道陣と一同笑)
柴崎 ドウグラスが競った時のこぼれ球とか狙っていきたい。(前節は)シャドーでの初スタメンでいいイメージでできたのであすも自信持ってやります!
なお、サンフレッチェ広島では 「J1通算1000ゴールを決めるのは誰だ?」プレゼント企画を実施中、詳しくはHPで。