ホッケー女子の日本リーグ、第2節広島シリーズが7月18日始まった。同シリーズは20日まで。広島広域公園第2球技場で参加10チームが計15試合を行う。
昨季、2年ぶり2度目の優勝を成し遂げたコカ・コーラウエスト レッドスパークスは日本リーグ初戦で今季初参戦となる駿河台大学LADY BIRDS(埼玉県飯能市)と対戦。開始早々、新井麻月のフィールドゴールで先制すると前半だけで8-0と大差をつけ、後半は流し気味となったものの10-0で白星発進した。
前半から相手を圧倒するコカ・コーラウエスト レッドスパークス
得点者
4分 新井麻月
5分 西村綾加
8分 三橋亜紀
17分 新井麻月
20分 小野真由美
21 分 新井麻月
21分 湯田葉月
30分 小野真由美
32分 湯田葉月
51分 湯田葉月
攻守に活躍した#8小野真由美(中央)
ハードなコンディションの下、運動量で他を圧倒した司令塔の#5西村綾加(左)
昨季は全日本社会人、国体との三冠を達成し、四冠達成まであと1勝というところで涙をのんだコカ・コーラウエスト レッドスパークス。今季もリーグ戦連破と同時に四冠チャレンジへ向け好スタートを切ったことになるが、しかし今季は昨季以上に厳しい戦いとなる。
ドイツからの補強した代表選手ビランドや昨季、最優秀選手賞を受賞した朴善美らが抜けメンバーはわずかに15人。大学生チームは20人から30人、最大のライバルで昨季2位のソニーHC BRAVIA Ladiesや同3位の南都銀行SHOOTIG STARSでも、メンバーは21人いる。
そのため、この初戦でもコンディショニングを最優先して後半からはケガに注意しながら無理のない展開へとゲームをコントロールした。
大きな目標に向って挑戦を続けるコカ・コーラウエスト レッドスパークスは相手との戦いでベストを尽くすと同時に自分たちの状況とも常に向き合い調整するという難しいシーズンを送ることになる。
コカ・コーラウエスト レッドスパークスは19日、午後5時10分から立命館大学ホリーズと、20日午後2時から南都銀行SHOOTIG STARSと対戦する。
今季からチームの指揮を執る朴善美コーチの試合後の話
もう少し点が取れるかと思いましたが、熱くて攻めてばかりだったのでちょっと疲れたようです。この大学チームの情報はなかったのですが、思い切りやって、と伝えました。相手のリスタートが速かったので修正も必要です。私が落ち着いて臨めば選手も落ち着いてやってくれるだろうと控え目にしていました。100点満点で90点ぐらい。(笑)残りの2戦も強い気持ちでやりたいですね。長いリーグ戦、15人しかいないのでケガなくやってきれば勝機がつかめると思います。