鈴木誠也に対するファンの期待は大きい
広島はきょう8月18日からナゴヤドームで中日3連戦に突入する。
広島のここまで中日に6勝9敗と負け越しており、7勝12敗のDeNAとともに目の上のたんこぶとなっている。
中日投手陣との対戦打率2割33厘はセ・リーグ5球団の中でも最低で、9敗のうち6敗までが1点差負けと打てていない。 そんな中、きょう21歳の誕生日を迎える高卒3年目の鈴木誠也に期待がかかる。
もちろん誕生日だからではない。
鈴木誠也は、ルーキーの野間峻祥とともに開幕から一度も一軍から離脱しない野手陣の”強化重点選手”となっている。 そして打席数は少ないが8月は打率4割2分3厘と打ちまくっている。
さらに同じく7打数3安打と打数は少ないながら今季の中日戦対戦打率も4割を越えている。
今季トータルでは70試合127打数40安打5本塁打。仮にフル出場なら160安打20本塁打の数字をクリアするポテンシャルを秘めている。
今季は外野1本の鈴木誠也だが来季以降はサードのポジションで菊池、田中らと広島の内野若返りの主役になる構想が現在、水面下では進められている。
そうなると一昨日まで社会人野球広島大会で二軍メンバーとしてスタメンに名を連ねていた堂林はますます苦しい状況になってくる。
今季で6年目の堂林は4月と7月に2度もナゴヤドームで一軍昇格即スタメン起用のチャンスが与えられたがいずれも結果を出せなかった。
そのぶん緒方監督は鈴木誠也を打線の起爆剤として積極的に起用してくるはず。まずはきょうの第1戦で「六番ライト」に入った”バースデー誠也”に注目、だ。