「ほろ酔い」でなく「ミルミル・タフマン」のヤクルトに本拠地マツダスタジアムで手痛い黒星を喫した広島は延長戦の疲れも跳ね除け、当日移動の新幹線で甲子園へ入る。
131試合を消化し借金2の4位広島はクライマックスシリーズ進出へ残り2戦全勝しかない。迎え撃つ3位阪神は、現在勝率5割。今夜勝つか引き分けで3位が確定する。
この大一番に広島は黒田博樹を、阪神は藤浪晋太郎を先発させる。
二人は4月25日のマツダスタジアムで投げ合って以来の対戦で、前回は藤浪の内角攻めが黒田の怒りを買い大きな話題になった。
広島・前田健太に並ぶ15勝目を目指す藤浪は前回、9月3日の広島戦(甲子園)で7回147球2安打9四球12三振で、菊池適時打の1失点怪投を演じた。
黒田も負けてはいない。阪神戦は5戦3勝無敗。前回対戦は9月11日の甲子園。8回8三振ゼロ封で許したヒットは福留、鳥谷の左打者ふたりに1本ずつのわずか2本だった。
阪神打線の中では福留のほか、今成、伊藤隼も黒田から一発放っているが、だからこそ広島バッテリーも慎重かつ大胆に攻めるだろう。
40歳と21歳の右腕がうなりをあげる、さまざまなものを背負い込みながらの究極の大将戦。相手よりも長くマウンドにいた方に勝利の女神がほほ笑むことになりそうだ。
※この記事はカープナインを15年以上、無休で追い続ける、公式携帯サイト「田辺一球広島魂」に蓄積されたデータなどをもとに構成しています。
黒田博樹の素顔に迫る、カープの過去と未来が見える「田辺一球広島魂」
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