サンフレッチェ広島 森保監督を囲んで乾杯!
サンフレッチェ広島を励ます会が1月18日に広島市内で開催された。会場は700人以上の出席者で賑わった。
サンフレッチェ広島の昨シーズンの数々の栄光を祝い、新たな気持ちで今シーズンをみんなで応援する!そうした思いを共有することが趣旨のイベントではあったが、サンフレッチェ広島の魅力をハード面で強烈に後押しすると同時に今後のクラブ経験の根幹となる、新サッカースタジアムについても当然ながら様々な声があがった。
だが、「それでは誰がいつまでにどこにどんなスタジアムを造るかのか?」
その具体性について少しでも触れるような発言は残念ながら皆無だった。
2012年のサンフレッチェ広島J1初優勝からだけ数えてもすでにまる3年が経過したが、2012年の同励ます会の時と広島におけるサッカースタジアム建設への「進捗率」はいぜん0パーセント…。
広島の主だった関係者が揃う中であいさつに立った関係者のサッカースタジアムに関係する部分などの発言は次のとおり。
世話人会代表挨拶 サンフレッチェ広島後援会 加藤義明会長
森保監督に手渡す大しゃもじを披露する加藤会長
スタジアムの建設をできるだけ早く!実現していただけますよう、各方面のみなさまに切にお願いしたいと思います。(会場大きな拍手)そして、今いろいろ県、市、広島商工会議所を含めてですけど検討なさってらして、春には結論が出るようでおりますけども決まった暁には私たちも精いっぱいそれに支援をしたいと思います。そして協力していこうと気持ちを固めているところです。そうですね?(会場また大きな拍手)
来賓挨拶 湯﨑英彦知事
※これまで同様の会合では必ず触れていたサッカースタジアム問題にいっさい触れず「すべてのゲームでスタジアムを紫でいっぱいにする、みなさんそれをお約束を!」と呼びかける
来賓挨拶 松井一實市長 ※いつものように紙を取り出して読む形
知事の熱いお話がありましたので私が少し冷まさせていただきます。まずもってサンフレッチェ広島のみなさまには、昨シーズンみごと2年ぶり3度目のリーグ優勝、そしてクラブワールドカップ3位入賞ということでたいへん輝かしい成績を残されて、市民に多くの夢と感動を与え広島の街を大いに盛り上げてくださいました。厚く御礼申し上げます。
さて、Jリーグの王者として迎える今シーズンであります。今年のサンフレッチェのスローガン、挑戦、このスローガンのもと森保監督をはじめスタッフ、フロントのみなさん、そしてサポーター、そしてサンフレッチェ広島にかかわるすべての方々とともに胸に輝く3つの星を誇りにしながら是非とも4つ目目の星を目指してリーグ連覇の働きをしていただければと思います。そのサンフレッチェ広島を県民、市民の宝として大事にしていくこと、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
さてここでスタジアムの話ですが…(大きな拍手)
実現に向けましてはすでにみなさんご承知のことと思いますが、乗り越えるべく多くの課題があります。これを具体化するために、まさに検討深化させているところです。サッカースタジアムの実現は多くの関係者の協力があって初めて可能となるものであります。さきほど加藤会長からありました、決まれば早く!、ということであります。決めるまでは大変でありますけども、決まってのちも様々な問題は横たわっておりますので、それを解決するためのみなさまお力を…。
それは先ほど知事が言われたように、みなさん、ファンの方はちゃんと試合を見に行って応援するということを終始貫いてください。そして広島の(不明瞭で聞き取れず)として育てるんだと、優勝も大事でしょうけど広島のものとして大切にするというその取り組みを続けていただく、これがとても大事だと思います。3月の終わりには一定の方向を出すようにしておりますので、そこまでお待ちいただきたい。しっかり検討してみなさんにお示ししたいと思います。
来賓挨拶 広島商工会議所 深山英樹会頭
大阪、吹田市にあるガンバ大阪のスタジアムを見学に行って参りました。さすが最新鋭のスタジアムというとことでピッチまで7メーターです。日本一のチームを抱える広島としてそんなサッカースタジアムがぜひとも欲しいなと思ったわけでして、これから県知事、市長と協議させていただく中で日本一のチームにふさわしい素晴らしいスタジアムを造る必要があると申し上げて終わりにしたいと思います。(大きな拍手)