後半、時間の経過とともに厳しい表情を見せる森保監督(左)と横内コーチ
ACLFグループ、サンフレッチェ広島対山東魯能戦後、両チーム監督は互いに相手のチームをリスペクトしつつ次のようなコメント(要旨)を残した。
山東魯能・メネゼス監督
メネゼス監督
前半はとても苦しい展開だった。後半は1点リードされたが、相手へのマーク、縦と横のパスが効いてボールをコントロールできた。2-1でのアウェーでの勝利は大きい。苦戦は予想どおり。相手は強力なチームだと分かっていた。我々、新スタッフが山東魯能に来てまだ2カ月ちょっとだ。オフィシャルゲーム3連勝、すべての試合で素晴らしいパフォーマンスができている。(中国スーパーリーグ1部は3月4日開幕)
森保監督
ACLホーム開幕戦、今シーズン初戦ということで、サポーターのみなさんに勝利をお届して笑顔を持ち帰ってもらおうと思いましたが敗戦という結果となり非常に残念です。
試合内容としてはシュート20本を打ち、悪くないと思いますが勝ったか負けたかという部分で勝たなければいけない内容。勝ちに結び付けられなかったところが今後の課題。どういう形であれ失点はゼロに抑えないといけない。
先制点を入れてからの戦い方。先制して3分後に失点。リードしたあと相手を抑えながら追加点を狙っていく部分。試合運び。イメージはこれまで培っている。(それがうまくいかなかった)要因はふたつ。
ひとつは私の交替のタイミング。柴崎を準備して(先制した直後)そのまま入れた方が良かったかどうか?私も考えないといけない。もうひとつはイメージはありますがシーズンスタートということで、イメージしたことがプレーにしっかり出せていない。体の部分、コンディションが上がっていけば修正していけると思います。
攻撃のチャンスは作った。あとはいかに決めるか。
山東魯能の攻撃については、スタートからいいプレッシャーをかけ、全体的に機能した。いい形でブロックを作ればその中に入ってこれなかった。そのためロングボールが増えそれも想定内。ただ、高さは相手に分があった。セットプレーやロングボール。ただ高さがどうであれ、相手にやらせないということを次には徹底したい。
ACLはあと5試合ある。もちろんきょう、落としてしまったことで難しい戦いになると思いますが十分に(グループリーグ突破の)可能性はある。、次の試合に向けて準備を進めたい。勝負強さをもってきょうのような戦いができれば突破できると思います。