旧広島市民球場跡地でかけっこをするこどもたち、これが緑の芝生の上で、スタジアムの中だとぜんぜん「夢」の度合いが違ってくる。こんな広場でのかけっこはどこでもできる。
サンフレッチェ広島の久保允誉会長が3月23日午後、サンフレッチェ広島HPの動画を更新した。
その中で久保会長は、依然として「多くの皆様から激励のツイッター、フェイスブック、お便りを多くいただき感激しています」と伝えると同時に「マスコミは公平、公正な報道を!」と訴え、さらには「タイミングを見てみなさんにお願いしたい、その時にはみなさんにサンフレッチェに手を貸していただきたい」とサッカ(サカスタ)総動員法発令の準備段階に入ったことを宣言した。
久保会長の発言趣旨
・先日、Jリーグの村井チェアマンがテレビ番組で広島のスタジアム問題に触れてくださった。「Jリーグチームが専用スタジアムを持つことは非常に重要」「旧広島市民球場跡地にサッカー場ができることを期待する」「40万の署名が提出され、3回優勝したらスタジアム建設をするとの発言があったと聞くし、4年間で3回優勝し昨年は世界で30万を超えるクラブチームで3位になった、チームとサポーターの悲願をぜひ達成して欲しい」との発言があった。
・我々は16日に書面で、月内でのスタジアム建設地の決定前に4者会談実施を要望、現在回答待ち。
・先週も複数の友人から、市長を囲む会がありそこで市長が「手順を間違っていない」と発言していたが本当か?と問い合わせがあった。昨年1月のサッカースタジアム検討協議会最終の報告提出後も、今までも広島みなと公園でのスタジアム建設の説明を受けてない、2月10日、3月3日にスタジアムプランを発表するというリリースをしたのちもコンタクトすらなかったことを伝えるとみな一様に驚かれました。
・このように一般の方には交渉の経緯が正確に伝わっていない。サンフレッチェが急にみなと公園では嫌だと駄々をこねている、ととらえられている。マスコミには公平、公正な報道を期待したい。
・県、市や作業部会の関連の方々が、あちこちでサンフレッチェとは「サンフレッチェが赤字にならないスタジアム使用料で手を打つ」、「あとの借金は市や県でどのようにでもする」といった発言をし、広島みなと公園でのスタジアム建設に反対する方々を説得、あるいは従わせようとしている、と聞く。この話がもし本当なら、とんでもない話。県、市にはカネがない。できるだけ県民市民に理解を得られるような建設の有り方を考えるべき、というこれまでの議論を覆そうとしているならこれこそ(湯崎知事の言葉ではないが)「理解に苦しむ」と。みなと公園周辺のインフラ整備にはとてつもない県民市民の負担になる。
・(今後は)ひとつひとつ真摯に対応することが重要。本日、知事はインタビューでなぜ、みなと公園で赤字になるかわからない、と発言されていたのでそのリリースをきょう行いたい。
・知事、市長に向けて4者会談開催を要望しており早急な対応を望みたい。3月24日、木曜日に行政トップ会談で候補地を決める路線に変更はない状況。発表があった翌日には広島で私が記者会見する予定。その時、候補地決定の過程を踏まえ意見をしっかり述べたい。
・みなさまの手紙、ツイッター、フェイスブック等々を拝見し、いろいろなことが出てきていますが最後にタイミングを見て、みなさんにまたお願いしたいと思っているのでその時は私に手を貸していただきたい。サンフレッチェ広島に手を貸していただきたい。
・私はスタジアムで営利を求めるのでなく、純粋に私たちの未来のこどもたちにしっかりいい形でスタジアムを残していきたいと考えている。
久保允誉会長の動画
www.sanfrecce.co.jp/peace_stadium/
広島新サッカースタジアム取材班