松井市長が緊急会見した、その近くの公園では桜が咲き始めていた、が、サッカースタジアムの春はいつ来るのか?
共同コメント(広島県知事、広島市長、広島商工会議所会頭)
(サッカースタジアムの検討に係る3者会談の延期について)
平成28年3月29日
広島県、広島市、広島商工会議所
サッカースタジアム検討協議会の提言を受けて、昨年1月の知事、市長、商工会議所会頭、県サッカー協会会長との会談において、平成27年度末までに建設候補地、事業主体など一定の方向性を出すことについて合意したところです。
また、建設候補地が決定されるまでは検討から外れ、候補地の絞り込みについては、県、市、商工会議所の3者に任せるという県サッカー協会会長の意向に基づき、同協会を除く3者により協議を行うこととなりました。
その後、昨年7月の知事、市長、商工会議所会頭との3者会談において、「候補地の絞り込みについては、広島みなと公園を優位とするが、宇品地区の交通課題の解決ができない状況で最終的な候補地の決定は困難であり、今後、同地区の交通量調査及び交通課題の解決などの検討及び概算事業費、資金調達などを含めた事業性の判断を行うの実現可能性調査を行った上で、今年度内に再度3者会談を行ったうえで、一定の可能性を出す」こととし、今日まで作業部会において検討を行ってまいりました。
こうした中、本年3月3日に、サンフレッチェ広島の久保会長が、旧広島市民球場跡地にサッカースタジアムを建設する案を発表されました。
この案は、これまで、作業部会が検討している内容とは、収容人数等の前提が異なり、また、整備費の基礎ろなる仕様の内容等が示されていないことから、その内容について確認が必要であり、また、3者で検討している内容について誤解があるように見受けられることから、サンフレッチェ広島との協議が必要と考えていますが、当方が依頼した確認事項へのご回答をいただいていないなど、現状では確認作業・意見交換ができない状況にあります。
我々としては、サッカースタジアムの建設に当たっては、
サンフレッチェ広島の理解が大変重要であると認識しており、引き続き、協議を行っていくための時間が必要であること
また、サッカースタジアムを建設した場合の物流機能の影響に不安をお持ちの港湾関係者の皆さんの懸念の解消に向けた協議も引き続き行っていく必要があること、
さらに、本年3月25日に、県サッカー協会から出された「サッカースタジアムの早期建設に向けて」については、これまで県サッカー協会から示されていた意向とは異なるものであり、また、県サッカー協会が事務局も務められた、サッカースタジアム検討協議会の提言とは一致しない点も見受けられ、県サッカー協会における議論の内容など経緯を確認する必要があることから、
3月末に開催するよう準備を進めていました3者の会談は、延期することとしました。
今後の3者会談の実施については、現段階では、我々としても、是非とも開催したいと考えていますが、その会談を建設的なものとするためには、お互いの検討案の共通認識を持つことが重要であり、久保会長の提案について、
・広島県立総合体育館の武道場など周辺建築物の取扱い
・収容人数の基礎となるスタジアムの仕様
・年間を通じたにぎわいの創出をするための機能
・広島みなと公園の場合、年間赤字となる根拠
などの情報を提供しただき、当方でも専門的な検証を行うなど、作業部会との間で事務的な確認作業を可及的速やかに行っていく必要があり、今後とも御理解を得るよう調整してまいる所存です。