ベガルタ仙台戦に備え居残り練習する佐藤寿人(左)と浅野拓磨
J1第1ステージ第5節でホームのエディオンスタジアム広島にベガルタ仙台を迎えるサンフレッチェ広島は前節、大宮アルディージャ戦に続き浅野拓磨のスタメンが濃厚となっている。
第3節、3月12日の湘南ベルマーレ戦(エディオンスタジアム広島)で、34歳の誕生日だった佐藤寿人はそれまでどおりスタメンに名を連ね、ワントップに入った。前節、J1最多得点記録を158点に更新したばかりだった。
この試合で左足小指を相手に踏まれた佐藤寿人は大宮アルディージャ戦ではベンチスタート…。逆にJ1リーグ戦で今季初スタメンの浅野拓磨はゴールも決めて前線での存在感を示した。
二人はベガルタ仙台戦に備え、前日練習でも居残りシュート練習を行った。
ACLも含めてハードスケジュールとなる4月、5月の戦いに向けて、二人の存在が微妙なバランスを保ちながらチームにどれだけの勝利をもたらすことができるだろうか?
浅野拓磨の話
オフの間にしっかり休んで(痛めていた左足足底筋膜炎は)良くなった。3日間、チーム練習が休みになり(練習再開時に)スタートから入れた。(大宮アルディージャ戦で)チームとして非常にいい形を作れたけど、また違う試合だし、しっかり準備するのが広島。大宮戦の前の試合でも結果は出ていなかったけどしっかり準備していたし、前の試合が良かったからと思うのではなく、準備を続けること。(個人的には)リーグ戦、ホームで点が取れていない。まずチームの勝利が一番。できればゴールという形で貢献したい。
(スタメンは)僕も常にそこを目標にやってきた。チームもチャンスを作ってくれている。ピッチに立てばそのチャンスをモノにして、スタメンに定着していかないといけないと思っている。
(U-23ポルトガル遠征を足の呼称で辞退したが)特に焦りはないです。このチームで結果を残していけば、入り込めると思う。
(期限付き移籍の野津田には)お互いもっと上を目指すのだから、環境は変わるけどがんばろう、と声をかけました。岳人も気合いが入っていると思うし、寂しそうではありましたが決意を尊重した。彼に負けぬよう、代表の舞台でプレーできたらいいですね。
佐藤寿人の話
(ベガルタ仙台は)選手は変わっても特徴は変わらず、粘り強くできている。徹底することが得意なチームでそこに持っていかれると苦しい。こっちが先制できれば、ほころびがさらに生まれてくる。大宮の得点シーンは相手も見ているはず。ペナルティアリアの中に入れさせない手を相手は打ってくると思う。(森崎浩司も全体練習を再開しており)ACLも含めて連戦の4月、5月、全員の力で乗り切るしかない。若手も頑張っているので日本人最年長も頑張らないと…(笑)。
居残り練習のあとみんなで片づけ