報道陣にジャガーポーズ、アーセナルバージョンを披露する浅野拓磨
サンフレッチェ広島からプレミア・リーグの強豪で世界最高峰のビッグクラブ、アーセナルへの完全移籍が決まった浅野拓磨が7月4日、広島市内で会見を開いた。
その中で記者から「広島のスタジアム問題と移籍金の用途」に関する質問が出た。
浅野は次のように答えた。
僕もほんとに広島にはお世話になって感謝してもしきれない、大きなものがあるので少しでも広島に恩返ししたい。詳しいことはチームに任せてありますが、少しでも力になりたい。旧広島市民球場跡地にサッカースタジアムができることをひとりの選手として、ひとりの人間として思っているし、僕自身、また広島でプレーしたいと思っているので旧広島市民球場跡地でプレーできたらこんな幸せなことはないと思っています。
それにしても、昨年のガンバ大阪とのチャンピオンシップの期間中でも、あるいは12月のクラブワールドカップの最中にも「広島のスタジアム問題」が必ずこうして話題になるのはサッカー界広しと言えど異例中の異例だ。
しかも浅野は会見後、ひろスポ!から「素晴らしいスタジアムコメントをありがとうございます!」とメッセージを送られると「本心からそう思っていますから、そのままの思いを話しました」ときっぱり…、だった。
さらに「選手もスタッフも、これからサンフレッチェ広島のファンになろうとしている方も、みんなが広島市民球場跡地にスタジアムができればいいと思っています、その意義を考えた場合、広島市民球場跡地しかありませんから…」と語り、再び広島に戻ってくるころ、原爆ドームがスタンドからも見える、新スタジアムに自分が足を踏み入れるイメージを強くしていた。