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2016年11月04日
編集部

サンフレッチェ広島・森保監督がJ1・6位の今季を総括、我々はもっと高みを目指す!

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森保監督
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サンフレッチェ広島の森保一監督が11月4日、シーズンを総括する会見を広島市内で開いた。

名古屋グランパスが今季をもってJ2に陥落したことにも触れ「Jリーグはほんとに恐ろしい」とのコメントを会見の最後に残し、来季について「地に足をつけて戦う」とシンプルな言葉に巻き返しの思いを込めた。

森保監督の会見内容、インタビュー途中、質問部分は(  )で表示。

結果6位で、優勝を期待して応援してくださったすべての人に申し訳ない結果。我々にとっても残念な結果。

 

去年の結果からすればネガティブな結果だがポジティブな戦いもできた。けが人、想定外のアクシデントが多い中、難局を乗り越え戦えた。総合力ついたシーズンだった。

 

(得点が昨年より少ないことについて)シュート数に関してはリーグ1位、1試合平均13、14本打ってますし、攻める、シュート数は悪くない。決定力は課題。

 

昨年とメンバー違う中、シュート数は1位、得点が減ったことについては、昨日の新潟戦ではカウンターから得点できたが、シースンを通してはカウンターからのクオリティーをあげていかないといけない。

 

ファーストステージに関しては守備も引いて、攻めあぐんだ。あとはサイドからのクロスでチャンスを作り出すことが少なかったかなと思う。ドウグラスがいなくなり、選手が変わったことで最後の攻撃に繋がらなかったかなと思う。

 

 

 

(失点が30から40に増えたことは)

 

失点数が増えたこと。いい守備をしていい攻撃、ここが伸び悩んだ。失点数について今年は監督になって5年目で一番多い。これまでチームがやってきたコンセプト、いいっ守備からのいい攻撃の、粘り強さ、ここをもう一度粘り強くやれるよう、守備力をあげていかないと思えるシーズンでした。

 

デフェンス陣は数字で見るとこれまでより多少下がった。けが人などで選手が入れ替わる中、連携、連動難しい中、選手が踏ん張ったことは評価したい。

 

ただし被シュート数がこのところ多くなっている。チーム全体での相手に対して自由にやらせない、プレッシャーのかけ方、ゴール前でシュートを打たせない、ここらはもう一度レベルアップしないといけない。

 

選手が入れ替わった中で、数字だけみると下がって見えるが、失点40、よくここで踏ん張ってくれたと思う。シーズン途中で本職のDF、経験あるDFが千葉だけという時もあった。

タフに戦う姿を見せてくれた。

 

中盤ですか?ボランチの和、青山、鉄板の二人がケガなどで揃わなかった中で、丸谷が試合に出る機会が多くなり、宮原なり中盤の選手が出ても勝利という結果の試合も多かった。ほんと踏ん張り、という言葉ばかりになりますが、落ちるか上がるか、降格争いする結果にならなかったのは選手が変っても踏ん張るプレーをしてくれたからだと思う。

 

青山を中心に、好守も、精神的支柱としても。その青山が出れなかった浦和戦も逆転勝ちしたり、ファーストステージでもマリノス戦で宮原がよくやってくれたり、そういうことがのちに繋がった。

 

(ドウグラスの穴について)去年の攻撃をけん引してくれたドウグラス、あるいは浅野。そういう選手が抜けてまた連携、連動の部分で作り直すのは簡単ではなかった。ドウグラスは21点、浅野は8点、さらに彼らの運動量。そうとう大きな穴が開いた。でも新加入した選手、またこれまでに続いて優勝目指して戦ってくれた選手がよくやってくれた。

 

去年の数字はJリーグでもベストな数字。今年をマイナスと考えず、選手はよくやってくれたと思う。

 

(苦労したのは)ディフェンス。基本的な考え、コンセプトはいい守備からいい攻撃。これまでもそういうチーム作りしてきた。相手が嫌がる守備、そのしたたかさが足りなかった。先制してすぐ追いつかれたり、先制して勝ち切れるパターンで何試合か追いつかれた。

 

守備の部分での戦い方、相手のモチベーションもありますが難しさを感じた。

 

ACL、今年の最初の公式戦でシャントンと戦った時、相手が圧力をかけてきた時同点にされる、それをしのぐしたたかさ、粘り強さを表現するのが難しかった。そこをどう分析するか?去年のシーズンはチャンピオンシップまで進んで、リフレッシュする時間ないままクラブワールドカップ、そのあと12月も天皇杯戦った。

 

本来ならリフレッシュする時期。3週間くらいの休みでまた新しいシーズンを戦わないといけなかった。休む間も準備期間も短かったことが守備の粘りや、攻撃で我々を何としても止めようとする相手を突破できなかった。

 

ケガ人も私自身のスケジュール管理で反省すべき点もある。心身のリフレッシュができてない部分も大きい。2013年、14年と連覇して、この時もすごくケガ人が多かった。選手のコンディションも上がらず今年と似ていた。

 

2014年も選手が疲弊しながら戦っていたと今年考えた。今年は疲弊感はなく、たんたんと戦える、しかしそこから突き抜けていく感じではできなかったと思ってます。

 

(ウタカについては)得点にからむプレーを期待していた。得点王は期待どおり。チームでタイトルを取れなかったけど、名誉あるタイトルをとれたことは誇り。ウタカは慣れないポジションで少しでも適応しようとよくやってくれた。

 

チームとしてもウタカひとりで得点王になったわけではないので、チームとしての結果なのでチーム全体の自信にしていけばと思う。

 

(浩司には)ねぎらいの言葉しか出てこないです。ピッチ内外で持って入るものを出し切って、もがいて頑張ってくれた。まずはお疲れさまでしたという言葉を贈りたいし、セカンドキャリアで幸多いこと願って送り出したい。

 

広島で生まれ育って矢野でキャリアをスタートさせ、サンフレッチェ広島ひと筋でレベルアップ。広島で生まれ育ったことを誇りに思ってがんばってきたと思う。今後も広島のサッカー界の発展や広島の街を盛り上げるために、と言っていたのでやっていってもらいたい。

 

(世代交代は)どのチームでも起こり得ること。サンフレッチェもありえること。ただし必ずしも世代交代を目的に選手の入れ替えをすることはない。あくまで競争の中で自然と出場する選手が変っていく。ベテランもたくさんいて、有望な若手もたくさんいます。ベテランの選手をプレーの評価もせずサブに置いたり、若手に試合に出る資格もないまま、練習でプレーもみせないまま起用することはない。

 

寿人、カズ、浩司、3度の優勝に貢献してくれた選手、彼らのことはほんとにリスペクトしてますし、彼らが望むなら現役として続けて欲しい。若手でいいプレーを見せている選手と切磋琢磨して、私の主観になりますがトレーニングを見てどう使っていくか決めていきたい。

 

ただ、今私が感じていることは、これまで活躍してきた選手が出続けることも考えられますし、彼らが100のものを持っていて、経験の浅い選手が70、80パーセントくらいかなと感じてます。その100の部分を突きぬけて行ってもらえる力を指導者の立場で力をつけさせたい。

 

今年、満足いく結果ではなかったけど、下位争いしなかったのは70、80まできている選手がいたからこそ。100の選手と同等のプレーを見せてくれたから。まずは選手の努力、そしてスタッフも一丸となって個のレベルをあげようとやり続けたことがそういう結果に繋がった。若い選手が中心選手となるためのベースはできた。

 

今年の結果、は満足いくものではないが、J18チームをABCに分けるとAグループ。それはポジティブにとっている。ただ、優勝争いという部分ではすべてにおいてのレベルアップが必要。そうでないとこの先、上位争い、優勝争いは簡単ではない。それにトライしていきたい。

 

(他クラブは積極補強しているが)ポジションでのいろいろな要望はしてますけど、与えられた戦力、いる選手で勝つということをまたやっていきたい。いくつかのポジションでの補強は要望してます。ただ我々がどうやっていくか。これまでも育成型でやってきた。そのベースをもってできるだけ伸ばしていくということをやっていきたい。

 

(キャンプのころの見通しと比べて)いや逆にどう思われますか?(と記者に逆質問、いままで経験の浅かった選手の突き抜け感が足りなかったのでは?と記者は返答)シーズンが始まって離脱がなければ、チャンピオンシップ進出も可能だった、優勝争いも可能だったと思ってます。キャンプ時に2チーム分の戦力、といった、そのことをどう考えているか、Jリーグ、ACLを戦っていく上でどうか?Jでもそう、ACLも最低グループリーグも突破、と思ってました。

 

去年、クラブワールドカップで3位決定まで、とチームをターンオーバーして結果を出せた。ナビスコ杯もそうです。ACLを突破できなかったのは私の中で悔しいところ。結果がすべて。そこは残念なところ。

 

まだ天皇杯があるが、今2チーム分かといえば、先週練習参加できないものが8人います。今は2チーム分はいない。浅野にもチームを背負って戦ってもらいたかった。野津田も移籍。チームの厚み、を出す選手たちがいなくなった。

 

話はまったくそれますが浅野の移籍は育成型クラブとして大きな成果。スカウトが浅野という原石を見出し、サンフレッチェ広島というクラブで彼を育て、まずはサンフレッチェ広島の戦力として、そこから日本代表、世界に羽ばたいていく。個を伸ばす。我々、指導者のいい、モデルになるようなケースと思っています。

 

(また1シーズン制に戻るが)私の考え方には変りはありません。まずは年間勝ち点1位を目指し、年間での勝ち点を目指し戦ってきましたから。来年、優勝賞金が一気に増えますが、メディア情報ではそれがありからいろんなクラブが大補強、と言われてますが、先行投資で賞金を獲得、という流れには繋がっていると思います。

 

(全公式戦の中で今季、理想的な戦いだったもの、手ごたえ、可能性のあった試合は)まずは、ファーストステージ大宮アルディージャ戦。我々のこれからのサッカー、これまでのサッカーからさらに上積みする意味でいい試合だった。前線がウタカ、柴崎らでディフェンスラインから繋ぎ、マイボールを大切にしながら相手を崩し得点ができた。守備では前からプレッシャーにいってボールを奪って攻撃に繋げた。好守ともアグレッシブだった。

 

もひとつはセカンドステージのベガルタ仙台戦です。あの時もウタカが試合直前に出られなくなったが、守備の粘り強さが足りなくて失点という試合があった中、好守とも一体感があった。攻め込まれたが結果2-0で勝った。圧倒してはいないが、粘り強く叩かいしぶとく勝利をつかめた。浦和戦は3つめをあげてもいいなら挙げたい。来年に繋がる成果を挙げるなら、いろんな形でシステム、配置を変えて戦うことも何試合かあった。柔軟な戦いができたことは来年に繋がる。

 

(2014年も連覇のあと8位、でも15年は優勝、来季の反発力は)勝つこと、大きな成果をあげることが応援して下さる方の喜び。優勝かそうでなかったかの反応を見ても、勝つことが大切と思ったシーズンでした。来季はみなさんが喜び、喜びを分かちあえるように。まずは優勝争い、優勝争いのグループに安定して入っていって、優勝を目指せれば…。来季、どんなメンバーか?もありますが、高い目標を掲げながら目の前の現実を乗り終えたら最後、ご褒美かあると思ってやりたい。

 

今年のJ2陥落チームに名古屋が入っている。Jリーグはほんとに恐ろしい。覚悟して危機感をもってやりたい。セカンドステージ10位には相当の危機感を持つことが必要。優勝もだが、地に足をつけてやっていきたい。

 

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