J王者!のサンチェにチームも続くハズ…(トップ画面説明、撮影・春木 睦子)
サンフレッチェ広島は3月11日、アウェーでのサガン鳥栖戦に0-1で敗れ開幕3戦未勝利となった。
この結果、J1は…
3戦全勝がヴッセル神戸
2勝1分けがガンバ大阪、川崎フロンターレ
2勝1敗が浦和レッズ、横浜F・マリノス、清水エスパルス、鹿島アントラーズ、FC東京、ベガルタ仙台
1勝1分け1敗が、ジュビロ磐田、サガン鳥栖
1勝2敗が柏レイソル
2分け1敗がセレッソ大阪
1分け2敗がサンフレッチェ広島、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府、コンサドーレ札幌
3敗が大宮アルディージャ
…という形になった。(J1順位も列記した順)
広島魂を有する小林監督率いる清水エスパルスの白星先行が光る。開幕戦でサンフレッチェ広島と互角に戦ったアルビレックス新潟だったが、今節は清水エスパルスの前に0-2負けを喫した。
この記事のタイトルに「危機的状況」と記したが、それは3試合で1得点、を指してのこと。なんせ同じく1得点はJ1、17位のコンサドーレ札幌と最下位の大宮アルディージャ”だけ”なのである。
そんなこんなで、前節あたりから嫌な予感!?はあった。
開幕からの2戦をエディオンスタジアム広島で戦いながら、流れの中からの得点ゼロ。そのせいか、前節、清水エスパルス戦での森保監督の選手交代のタイミングなどに”いつもと違う”気配が感じられた。
この試合では青山を欠いており、それもやむなしだったかもしれないが、開幕戦(アルビレックス新潟戦)の得点がセットプレーからの1点だけだったことを考えると不安は募る一方だった。
その悪い流れ?を第3節のアウェー戦にもそのまま持ち込んだ格好で、先制されたのは前半44分という”やってはいけない”時間帯。しかも25メートルの直接フリーキックだった。これでは復帰した青山も手の施しようがない…。
前節でもPK一発に泣かされた。いずれにせよ、昨季のJ1年間順位が12位(ベガルタ仙台)、圏外(清水エスパルス、J2から昇格)、11位(サガン鳥栖)だった3チーム相手に未勝利のまま3月15日、中4日で再びホームのエディオンスタジアム広島に同14位だったヴァンフォーレ甲府戦を迎える(YBCルヴァンカップ)。
試合後「私の責任」と話した森保監督にとっては、これまでで一番難しい形の”入り”となった6年目のシーズン、「クオリティーを上げていく」ためにどの引き出しに仕舞ってある処方性に手をつけるか、試運転を続けた3試合のあとのその戦いの質が問われている。