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2017年04月01日
編集部

サンフレッチェ広島、開始28秒に失点…J1第5節、柏レイソル戦完敗で5戦未勝利のその訳は?

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森保監督
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第5節、柏レイソル戦に備え前日練習でスタメン組を前に雨の中、話をする森保監督(トップ画像説明)

※ひろスポ!速報原稿に加筆

開幕4戦、J1リーグで白星のないサンフレッチェ広島、4月1日、エディオンスタジアム広島に柏レイソルを迎えての第5節。

開始28秒、GK林卓人痛恨のミス…、林のいないゴールへ柏主将・MF大谷秀和のループが吸い込まれ失点…

サンフレッチェ広島スタメン
GK 林
DF 塩谷、千葉、水本
MF 高橋、青山、野上、清水、フェリペ シウバ、アンデルソンロペス
FW 工藤

前節からスタメン3人が入れ替わった。右サイドの高橋壮也は4年目でリーグ戦初スタメン。トップ下に外国籍選手二人が顔を揃えるのは森保体制6年目で初の試みとなり、アンデルソンロペスがどう点に絡んでくれるか?さらにはMF青山敏弘とボランチを組むDF野上結貴も”新鮮力”として機能することが期待された。

しかし、まさかのゴールを許したあとは、柏のプレスに手を焼いてパスミス、トラップミス、連携ミス…。相手がボールを保持する時間帯が増える中、0-1のまま前半を折り返した。

後半15分、フェリペ・シウバOUT、柴崎晃誠IN。

後半25分、ついに工藤壮人もOUT、宮吉拓実IN。

何とか同点に追いつこうとしてトライを続ける中、後半29分、PK献上…オリヴェイラに決められて0-2の悪夢…

前節16位のアルビレックス新潟も、18位の大宮アルディージャもともに敗れたためサンフレッチェ広島の順位は17位で変わらず。しかし、開幕5戦未勝利はサンフレッチェ広島としてはまさに異常事態で、J2への降格争いへの扉に手をかけた?

 

試合後、森保監督は「後半はミスもあったが、もう一度、ホームで勇気を出して、チャレンジ精神をもって戦うことは続けてくれたと思う。この部分はこれからも続けていかなければいけない」とコメントした。

「J2への降格争いへの扉に手をかけた?」との表現を、この場で失礼ながらさせてもらったのも、わずかな”ボタンの掛け違え”がJ2に直結することを、森保監督も、2度J2降格の悲哀を味わったクラブも選手も熟知しているからにほかならない。

4シーズンで3度のJ1王者に上り詰めた時も、森保監督は常に危機意識を持って勝ち点を積み上げていくことしかない、と言い続けていた。

その潜在的要素が、浅野拓磨が海外に挑み、佐藤寿人が12年間の広島生活に別れを告げ、昨季のJ1得点王ピーター・ウタカがチームを去った今シーズン、顕在化して極端な得点力不足という目に見える形でチーム全体に襲い掛かってきた。

開幕1、2戦はホームで戦いながら昨季、年間順位15位のアルビレックス新潟に1-1で引き分け、昇格組の清水エスパルスには0-1で敗れた。清水エスパルスの小林監督と森保監督はマツダFC時代からの旧知の仲だ。互いに手の内を知り尽くした中で、こちらの良さを消されてしまった。

アルビレックス新潟戦ではFW工藤壮人がCKからのこぼれ球を押し込み先制できた。しかし後半26分、FW田中達也に同点ゴールを許した。

清水エスパルス戦では新戦力のMF稲垣祥が相手を倒したと判定されてPKを献上。これが決勝ゴールになった。司令塔の青山敏弘をコンディション不良で欠いたのも痛かった。

3月11日、第3節はアウェーのサガン鳥栖戦。ここでも”異常事態”が起こる。イエローカード合計6枚。2枚目をもらったMF丸谷拓也は後半20分に退場処分となった。失点はまたしてもセットプレー。前半終了間際、MF原川力にFKを叩き込まれた。

3月18日、第4節もアウェーのコンサドーレ札幌戦。前半12分にハーフウェイライン奥からの縦パス1本でFW都倉賢の先制ゴールを許すと、21分、左CKから水本裕貴の頭で追いついたが、44分、相手FKの折り返しからオウンゴールを献上…。開幕4戦勝ち点1の17位はJ1が18クラブとなった2005年以降で、サンフレッチェ広島としてはワースト記録となった。

幸い、そのあとインターバル期間があったので、一度心身ともにリフレッシュさせたサンフレッチェイレブンはもう一度、自分たちのスタイルを確立させて今節に挑んだはずだった。

雨に降られたエディオンスタジアム広島での前日練習では前線の3人の絡みを最終チェックして柏レイソル戦に備えた。

前日練習のあと森保監督はコンサドーレ札幌戦、前半では「今季最高の攻撃ができていた」と強調。その攻撃力を呼び戻すためにも「チームのベースは守りとバランス」と繰り返し、「そのベースをさらに積み上げていく」ことの必要性を説いていた。

その「ベース」になるはずのディフェンスが、セットプレーや1本の縦パスなどで何度も揺らぐ事態となっている。

そこには「焦り」も潜んでいる。サガン鳥栖戦のイエロー6枚に続いて、柏レイソル戦でも4枚のイエローとなった。サンフレッチェ広島の代名詞だったフェアプレーの精神まで揺らいではさらに苦しくなる。

次節、4月7日はアウェーでのガンバ大阪戦。ここで、もう一度原点に立ち還ることができれば空回りしている歯車も噛み合い始めるかもしれない。

ガンバ大阪は浦和レッズの13得点に次ぐ、J1、2位の11得点で順位を3位まで上げてきた。本来なら第5節を終え2位から6位に名を連ねる、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレの面々とサンフレッチェ広島も競っているはずだった。

幸いこの上位組との対戦は全10戦すべて”残してある”。この5強に負けないだけの戦いができれば、自ずとチームの「ベース」は積み上げられていく。

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広島で人と企業と地域を繋ぐパールデンブルーム 今田恭生の「カープ&役者魂」twitter(6)~2月はサンフレッチェ広島、3月はカープ応援、…充実した毎日を~
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パールデンブルーム

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