柏レイソル戦前日練習のあと、ランニングで締める佐々木翔(トップ画像左端)
サンフレッチェ広島は4月8日、アウェーの柏レイソル戦に1-0で勝利して、明治安田生命J1リーグで開幕から6戦5勝1分けとした。
三協フロンテア柏スタジアムに詰めかけた広島およそ1800人とともに勝ち切って、勝ち点16として首位をキープ。ちなみにJ2降格の危機と最終節まで”闘った”昨季、サンフレッチェ広島が勝ち点15ラインを超えたのは第23節で、今季はその4倍速となっている。
柏レイソル戦に臨むにあたり城福浩監督は「柏のストロングと傾向、それと我々のするサッカーの延長線上にチャンスがあることを少し(前日練習の中で動きを止めて選手に伝えるなど)共有しました」と話していた。
前半はまさに相手のストロングポイントを抑えながらの展開に。そして前半17分…
柴崎晃誠がキープして、古巣のピッチに燃えるペナルティエリア内の工藤壮人へ。そこから右サイドの和田拓也へ回し、3人が詰めた相手ゴール前を逆サイドへ。これを佐々木翔が左足でセットしてそのまま豪快に蹴りこんだ。
前半はサンフレッチェ広島シュート3本、柏レイソルシュート1本。
後半15分あたりからは柏レイソルがボールをキープ。
そして後半29分、途中出場で飛ばす山崎亮平がペナルティエリアに向かってドリブルを仕掛けてきたところで、マークに行った和田拓也がその切り返しに足を絡めて、際どい位置ながら痛恨のPK…
キッカーはクリスティアーノ。GK林卓人はぎりぎりまで粘って左側に倒れ込み、左手で強いシュートをファインセーブ!
アディショナルタイム4分。クリスティアーノのヘディングシュートはGK林卓人の差し出す手の上…クロスバー直撃。
そしてタイムアップのホイッスル。
「どっちに転ぶかわからないゲームを自分たちのものにする、そいう地道な作業ができていると思います」
試合前日に城福浩監督はそう話していたがその通りの結果となった。
試合後の佐々木翔の話
右サイドで時間を作ってくれたので上がっていくタイミングがありましたし、うまく枠の中に叩き込むことができました。(足でのゴールは)Jリーグでまだ2点目ぐらいと思うんですが、チームがああいう形を作ってくれたからこそです。監督の下、みんなが規律を持ってハードワークしている。そこに尽きると思います。
試合後の城福浩監督の話
前半すごくいい入りをして、2点目を取れたなという前半だったと。そこを1-0で終えて、後半ちょっと相手のペースになって、柏さんは力もありますし、そこを盛り返すような後半という意味ではちょっと課題が出たと思います。PKもありましたし、ポストにも当たりましたし反省を。
今はアウェーで柏と言う強豪に勝てたことを喜びたいと思いますけど、すぐに次が来ますし、1試合1試合なんで広島に帰ったらまたしっかり締めたいと思います。中2日になりますしルヴァンも含めて我々負けてないので、チーム全員でやっているところを見せたいなと思います。