エディオンスタジアム広島に到着した川崎フロンターレラッピングトラック(トップ画像)
明治安田生命J1リーグ第23節(8月19日、エディオンスタジアム広島)
首位を行くサンフレッチェ広島が、川崎フロンターレとの1・2位直接対決に1-2で逆転負けした。
3月31日、等々力陸上競技場での第5節では、試合終了間際のオフサイドの判定に救われ1-0で勝利したが、その借りを相手に返されたかっこう。
後半11分、相手DFふたりを跳ね除けながらのパトリックの強烈なヘディングで先制して一度はゲームの主導権を奪いながら、その直後から細かくパスを繋ぐ相手の動きをなかなか断ち切れず、後半14分にはMF家永にシュートを打たれこれはサイドネットへ。
その後もサイドを使いながらシフトアップを狙う川崎フロンターレの動きを、どこで封じるか…という状況の中、縦パス1本で最終ラインの裏を取られ、エースのMF小林に同点ゴールを押し込まれた。
パトリックの先制弾のあと、同点にされるまで、サンフレッチェ広島はいったい何度、ボールに触っていただろうか?というほど”魔の時間帯”は怪しげではあった。
先手を取ったのに追いつかれると、勢いに優る川崎フロンターレの方が優位に立つ。後半20分台の終わりからサンフレッチェ広島が防戦一方となる中、最後はMF家永にエンドラインぎりぎりまで持ち込まれ、クロスに飛び込んでいったDF千葉が痛恨のハンド。決勝点のPKはGK林の左手をかすめたが、そのままゴールネットに突き刺さった。
川崎フロンターレは台風の影響で1試合を未消化で、勝ち点は43になった。サンフレッチェ広島は49のままだから、実質勝ち点差は3かもしれない。
最大10差あった2位との勝ち点差は3分の1になった。
しかも川崎フロンターレはW杯による中断期間明けから5勝1分け1敗。
サンフレッチェ広島は3勝3分け2敗…
ついでに言えば第20節まで2位につけていたFC東京はここにきて3連敗。優勝争いから脱落、の危機はどこにでも潜んでいそうだ。
試合後の城福浩監督
結果が欲しかったので、残念でした。相手にちょっと持たれる時間があったので、そこはちょっと疲弊したかなと思います。まあ、やろうとしたことは少しはやれたかもしれないですね。ちょっとボールを持たれたので守備のところというより、奪ったあとの課題が少し大きくでましたけども、それにしても…悔しいですね。(8月22日天天皇杯、25日J1第24節と)すぐ次があるのでタイトになりますけど、両方勝ちにいくつもりで準備します。
第23節時点での上位8チームの順位と勝ち点
( )内は前節からの上乗せ。※は昨季の4強でACL出場組
川崎フロンターレとコンサドーレ札幌は1試合未消化
1位 サンフレッチェ広島 49(-)
2位 川崎フロンターレ※ 43(+3)
3位 FC東京 40(-)
4位 ヴィッセル神戸 36(+3)
5位 セレッソ大阪※ 36(+3)
6位 コンサドーレ札幌 35(+3)
7位 鹿島アントラーズ※ 35(+3)
8位 ベガルタ仙台 35(+3)
天皇杯3回戦
8月22日(水)エディオンスタジアム広島、午後7時キックオフ
チケット情報
広島県サッカー協会オフィシャルサイト
www.hfa.or.jp/ca/27/553/1511/