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2018年11月10日
編集部

サンフレッチェ広島、J1優勝はならず、で問題はどうやって5連敗から「頭を上げる」か、一方盟友のV・ファーレン長崎は…

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エディオンスタジアム広島
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秋色のエディオンスタジアム広島、サンフレッチェ広島は実りの秋を目指すが…(トップ画像)

明治安田生命J1リーグ第32節(11月10日、エディオンスタジアム広島)

サンフレッチェ広島はアウェーの清水エスパルス戦に0-2で完敗、3試合連続の完封負けで、J1優勝に赤信号が点灯した。

…とそう記したのが第30節の清水エスパルス戦のあとだった。以下の記事に第30節の選評が記してある。

サンフレッチェ広島、3試合連続完封負け、優勝に赤信号、首位を行く川崎フロンターレは怒涛の攻撃…(2018年10月20日掲載)
hirospo.com/pickup/50778.html

それから3週間。サンフレッチェ広島は2試合を残してJ1優勝の可能性がなくなった。第32節、ホームのエディオンスタジアム広島で、ベガルタ仙台に0-1負け。これで引き分けひとつを挟み5連敗となった。

ベガルタ仙台は5戦勝ちなしで広島に乗り込み、この勝利でJ1残留へ大きな勝ち点3をもぎ取った。

サンフレッチェ広島は頼みのパトリックに、流れからもセットプレーからもボールを集めた。パトリックの放ったシュートは7本。しかし相手のゴールネットに突き刺さったのは、サンフレッチェ広島をかつて2度のリーグ優勝に導いたベガルタ仙台のFW石原直樹の放った後半22分のスーパーシュートの方だった。

なお、エディオンスタジアム広島と同時刻の午後2時キックオフとなったトランスコスモスタジアム長崎では18位のV・ファーレン長崎が0-1で横浜F・マリノスに敗れ、17位以下が決定した。

サンフレッチェ広島の9月以降のJ1リーグ戦成績
9月1日 鹿島アントラーズ戦○3-1、得点者:パトリック2、佐々木
9月15日 サガン鳥栖戦●0-1
9月22日 FC東京戦△1-1、得点者:パトリック
9月29日 ガンバ大阪戦●0-1
10月6日 柏レイソル戦●0-3
10月20日 清水エスパルス戦●0-2
11月3日 ジュビロ磐田戦●2-3
11月10日 ベガルタ仙台戦●0-1

 

サンフレッチェ広島の攻撃は、テンポやリズムという表現とは正反対。”シュートを打ちますよ”という態勢からだといくら打ってもブロックされたり、ゴール前でのマークが厳しくなったりと、なかいい形にはならない。

前半途中で城福浩監督が「遅いね、遅いね、もっと早く動いて…」と叱咤激励。サポーターも選手の背中を押したが結果には繋がらなかった。

そして、エディオンスタジアム広島で後半のアディショナルタイム「6分」が提示されるころ、ヤンマースタジアム長居では川崎フロンターレが1-1同点に追いつき、川崎フロンターレのVが極めて濃厚に…

ところがそのあとセレッソ大阪が勝ち越して、川崎フロンターレの優勝は再びエディオンスタジアム広島の結果しだいに…

サンフレッチェ広島が1点を奪えば、まだほんのわずかに優勝の可能性を残して次節を迎えられることができる。そんな最後の最後に巡ってきた”ボーナスチャンス”も、残された時間はあまりに短く、ドラマが起こることなくホイッスル、となった。

ただ、J1優勝のなくなったサンフレッチェ広島には、まだ2位でJ1をフィニッシュするという次なる大きな目標が待っている。

要するにシーズンはまだ終わってはいないし、サンフレッチェ広島はまだ何ひとつ手に入れてはいない。

2位のサンフレッチェ広島は勝ち点56で延々と足踏み。このため残り2戦でも勝ち点を取れないようだと、ACL出場圏内から転落する可能性も出てきた。

3位の鹿島アントラーズは勝ち点52。11月11日にはACL初制覇を懸けアウェーでペルセポリスFC(イラン)との決勝第2戦に臨む。約10万人を収容する、イランの首都テヘランにあるアザディスタジアムで戦う鹿島アントラーズは、さらにタフになってJ1リーグ戦に戻ってくるだろう。

またこの日、ホームで浦和レッズに1-2のスコアで敗れた北海道コンサドーレ札幌も勝ち点51で4位からの逆転ACLプレーオフ枠を狙っている。サンフレッチェ広島の今季最終戦が、その北海道コンサドーレ札幌とのアウェー戦というのも何かの縁か…

Jリーグでは2016年7月に「DAZN(ダ・ゾーン)」と10年間、約2100億円の放映権契約を締結したことにより、リーグ戦、カップ戦の上位クラブなどには巨額の「均等分配金」や「賞金」、「理念強化配分金」などが入る仕組みとなった。

J1リーグの1位と2位、2位と3位ではその額にも数億円単位の大きな差が生じてくる。

サンフレッチェ広島は、1年前のこの時期とはまったく次元の違う戦いを続けている。泣いても笑ってもあと2試合。ベガルタ仙台戦のあと、城福浩監督も次のようにコメントしている。

城福浩監督の話

―優勝はなくなりました

残念です。はい。

―勝敗を分けたポイントは?

そうですね。冷静には見なきゃいけないと思いますけど、選手はやれることはやったし、結果は残念ですけど、ヘッドダウンする必要はないと思います。もちろん結果責任というのはありますけども。

見てもらったとおり、あれが入るのかというゴールがあって、あれが入らないのかという場面が続くっていう意味では…。この状態を打破したいという思いで選手はみんなやってますし、顔を上げたいと思います。

―残り2試合です。

いつも我々はやるべきことをやり続けている。いつかは我々の方にボールが転がってくると信じてやるだけです。

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