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2019年07月13日
編集部

球宴ホームラン競争王の鈴木誠也、s-POWER切り替えモードでメジャー挑戦射程内

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誠也
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雨の甲子園に球宴弾6発、4万5217人の公式発表があったスタンドも十分にその魅力を満喫したことだろう。

近本、原口、梅野。チームのキーマンたちがスタンドに叩き込んだことで、矢野阪神は後半戦へ向けての勢いを手に入れた。九回を投げた藤川も見事だった。7年ぶりのオールスターのマウンドはベテランにとっても新鮮なものだ。

筒香の一発も素晴らしかった。高橋光の初球を弾丸ライナーで左中間スタンドに叩き込んだ。4年連続の球宴弾。狙ってそれを実践する。その「勢い」が加速することが一番恐ろしい。巨人一人旅のセ・リーグにあって、DeNAは”二番手“からの逆襲へ、後半戦いきなり猛スパート、の構えでいるはずだ。

その筒香に勝ったのが鈴木誠也だ。森、山川、吉田正、村上、レアード、坂本勇もいる本塁打競争で優勝。しかも本塁打競争を通して最も打球の平均速度が速かった選手に贈られる「日産ノート e-POWER賞」にも輝いた。

テレビCMでも流れているが、日産ノート e-POWERは2018年度登録車販売台数ナンバーワン。力強くスムーズな加速性能が魅力とされる。

e-POWERは車を動かす動力源としてはモーターを使用して、そのモーターを動かす電気を作るためにエンジンを発電機として回すという仕組み。だから充電する必要がない。充電環境が業界の思うようには進まない日本においては、この発想が大いに受け入れられた、ということになる。

“本塁打競争王”に輝いた誠也はついでに!?試合の方でも四回、二木から左翼越えに2年連続の球宴弾を持って行った。

フライボール革命が強打者のありようを変えつつある中、第1戦で森が大瀬良からかっ飛ばした一発は打球角度が42度もあった。本人も言っていたが下からバットを出してすくっていかないとこうはならない。

無論ボールの頭を叩けばゴロにもなるが、ほとんど打球は逆スピンで舞い上がる。あとはフェンスまでの距離と最高到達点の位置がオーバーフェンスかどうかを分けることになる。

誠也は最短距離でバットを操りボールを叩く感覚で打つ。ヒットの延長がホームラン。ずっと言われてきたことを愚直に実践する。打撃フォームもシンプル。個性派揃いのパの強打者や筒香と比べれば地味にも見える。

だが今回、中継局のテレビ朝日がトラックマンのデータを積極的に発信したことで誠也が12球団ナンバーワンであることがデータでも証明された。

打球速度最速172キロ。メジャー本塁打平均速度が167キロというから誠也はやはりメジャー級だった。

すでに昨年のキャンプあたりから誠也の打球音は異次元の域に達しつつあったが、まさかこれほどとは…

e-POWERならぬs-POWER。ホームラン量産のためのバットの動力源としてはスイングスピードを使い、そのスイングスピードは下半身と上半身の“割れ”を最大限に使って生み出す。

もちろん入団時から+15キロの大型ボディが持つ最大トルクがそれを可能にしていることは言うまでもない。

s-POWERによる打撃は打球の角度が比較的小さいため、フライボール革命には乗り遅れる可能性がある。だが「革命」の鍵を握る打球速度がモノを言い、長打率・566は坂本勇と並んでセ・リーグトップ。

日本球界トップの数字を維持し続けるなら、当然、次はメジャーとなるだろう。誠也は坂本勇より6歳、筒香より3歳若いにもかかわらず独自のパワーシステムを有している。

しかもs-POWERはESPERモードへの切り替え可能という。そのポテンシャルは計り知れない。

東京ドームでの球宴第1戦ではメディアがこぞって丸と誠也の2ショットを取り上げていた。

ふたりにとっても貴重な時間になったはず。なんせ3季連続でセ界を制した無二の仲間だ。

FA移籍する際、”丸叩き”の声がネット上にも吹き荒れた。阪神に移籍した新井貴浩の時と似た状況だったが、ファンは残念ながらその両方で広島球団と選手の間にどんなやりとりがあったか、知る由もない。だから何度でも同じパターンにはまりこむ。新井貴浩の広島復活なしにリーグ3連覇はなかったのだが…

限度を超えたバッシング…そういう事態を避けようと思えば、こうしたネットメディアなどで本質の部分を拾い上げていくしかない。既存のメディアではできないことを…

事情をよく知る誠也などは”丸叩き”に対して、Instagramライブで「彼の野球人生だからそれはいいんじゃないですか?」「丸さんも頑張ってほしいんですよ」と言っていた。

また、広島を好きな人たちはカープを好きなのと一緒で東京好きならジュイアンツファン…との持論も展開していたが、ごもっとも。広島生まれ、広島育ちでカープファンでない人…はほとんど見ない。

そういう意味では誠也は東京生まれ、東京育ちの東京人であって広島人ではない。だがもっと言うなら誠也は東京人であると同時に日本人…そうメジャー挑戦を視野に入れた日本球界を代表するスラッガー。

すでに広島ではリーグ3連覇メンバーのひとり、菊池涼がメジャー挑戦を表明しており、黒田博樹、前田健太らの”広島勢”のあとに続く流れはできている。

鈴木誠也、ESPERモードでメジャー挑戦へ…

そんなヘッドラインで記事を書く日が来るならば、それは広島人としても大変誇りに思うことである、と早目にこの場に記しておく。

※この記事は携帯サイト「田辺一球広島魂」コラムから転用しています。
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