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2019年08月18日
編集部

報知新聞も報じるバティスタのドーピング問題で広島の街に、全国に広がる波紋、今回ばかりはなかったことにはできない、「僕らのカープ」にはていねいな説明と責任の所在の明確化が不可欠

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画像はJR広島駅からマツダスタジアムに向かって歩くと通称カープロード沿いにあるカープウォール、このイラストの”家族”も離散することになるのか…

「バチスタまた打ったね」「違うよ、バティスタだよ」

ある家族の会話だ。実際に耳にしたものだ。やらせ、ではない。似たような会話は広島中で、いや日本中で聞かれるのではないか?

ひろスタ!特命取材班の元にも全国からファンの声が届く。

「バティー、何やってんだ?昨日、2位に浮上で、さあ、これからって時に…。4連覇どころじゃなくなった。知らないで摂取してしまいましたでは済まされない大問題。バティー本人もそうだが、球団もG並のブラック度。ホントにどうしようもない。熱が一気に冷めた」

「サンタナ呼ばないですか、朝から新幹線で来れば、間に合いますよ。」きてー、きてー、サンタ…

「ブラッドカムバック…  」

…紹介していてもキリがない。ネット上にもバティスタのドーピング問題に関して様々な声が上がっている。

その内容を大きく3つに分けると…

・球団の対応の拙さ
・緒方監督のコメントへの不信感
・チームの快進撃とバティスタのバットが連動しているのは看過できない事態ではないのか

…となる。具体的には次のようなイメージだ。

・最初の陽性反応が出た6月上旬の時点で出場を控えるべき、グレーと認識して出場させた球団の道義的責任、そりゃ3連覇できるわな、と言われても仕方ない。即出場停止にならないNPBのルールがあっても、球団が抹消して結果を待てばいい。

・緒方監督の関連コメントがまずい、認識不足、監督も知ってて起用し続けたのならこの問題でノーコメントは通用しない。

5月のバティスタは10本塁打、打率も.350超え、薬を使ってこの成績ならチームの連勝もそういうこと、と思われてしまう。ならば、マイナス何勝にするか?いやクライマックスシリーズ辞退せよ、プロ野球にあってはならないこと

…となる。

中には、緒方監督の暴力事件と合わせて球団の「隠蔽体質」を指摘する声もある。それを払しょくするためには今回はその経緯や内容を早急に誠実に明らかにすべきと訴えている。

今回の一件に関してはさすがに球団のホームページにすぐにアップされた。しかし、緒方監督の一件では何の報告もされていない。

例えば2015年2月には、あろうことかファン向けに販売するグッズのメーカーに消費税増税分を仕入れ価格に上乗せしないよう要請して、その差額分計約510万円を支払っていなかったため、公正取引委員会から、買いたたきに当たるとして、再発防止措置を取るよう勧告を受けたことがあった。しかしファンやメーカーに対してホームページ上でひと言のお詫びもその経緯や内容の報告もなかった。

似たようなケースはほかにも数多く見受けられる。不都合な真実はなかったことに…。そうした球団の体質が今年2月の「5万人クライシス」のアフターフォローにおいても見られたし、緒方監督の一件もそう。しかも緒方監督が野間を殴ったとされる6月30日は、最初の陽性反応が出た時期とさほど離れていない。

いったい今、球団の内部では何が起こっているのか?

いったい誰がその責任を取るのか?

よく引き合いに出されるJリーグであれば、これだけ不祥事が重なれば(ちょうど監督のパワハラ問題で激震が走るベルマーレ平塚のように)リーグ側が積極的に動く。

ところがNPBはそうではない。

ならば自浄作用に期待するしかない。

あるいはマツダスタジアムの家主は広島市だからしかるべき措置を取らねばいけない。広島市に平和の祭典、オリンピックの…などとは言えなくなるからだ。

広島の街にはカープな風景が溢れている。

スポーツとともに、カープとともに戦後復興の道を歩み、そして昭和。平成、令和へ…

今、広島のグラウンド外で起こっていることは、焼野原に「新球団」の夢を見た人々や、夏休み、カープを楽しく必死に応援している子供たちの夢を裏切っている。

すでに記したが、平和大通りで優勝パレードはやっても、決っして平和公園に足を向けず、原爆慰霊碑に献花さえしない。カープ以外の広島スポーツはみんなやっているのに、だ。

その精神が、けっきょく日本一の栄冠をも遠ざけていることに”みんな”はまだ気づかないのだろうか?

”ライバル”である報知新聞が、旧広島市民球場跡地そばにある広島市こども文化科学館の、バティスタら3選手が出演するプラネタリウム作品「太陽系シリーズを制覇せよ!」の上映を休止した、と報じている。こうした波紋は街中に広がっているはずで、今回ばかりは「なかったこと」にはできないし、誰も責任を取らない事態もあり得ない。(ひろスタ!特命取材班)

カープ女子人気、黒田博樹人気に冷や水!ファンへの大きな裏切り行為、公正取引委員会から広島東洋カープにレッドカード(2015年2月26日掲載)
hirospo.com/pickup/15271.html

マツダスタジアム5万人クライシス、カープファンから球団職員に厳しい声、問われる危機管理力(2019年2月26日掲載)
hirospo.com/pickup/54533.html

 

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