画像は、胸を張る小園海斗
広島の小園が9月7日の阪神戦の三回に3号ソロを放った。
高卒新人の3本塁打は広島では1950年の紺田周三以来、2人目。
だがよくよく考えてみると、1950年は広島がセ・リーグに新規加入した記念すべき1年目のシーズンだ。
よって記念すべき…とは言っても戦後の広島にはプロ球団をまともに運営する力などあるはずもなく、初代メンバーは寄せ集め。阪急、中日などから峠を越えた選手が集められ、足りないところは高卒新人で補った。入団テストが3日間行われ100人前後が集まったという記録も残っている。
その中のひとりが松山東高出身の紺田だったはずでテスト入団、ということになる。
紺田の1年目は69試合186打数41安打16打点3盗塁で打率・220。
小園はこれで47試合156打数36安打14打点1盗塁、打率・231。
ドラフト指名で入団した広島の新人では1966年の三村敏之が2本塁打を記録しているが小園はそれを追い抜いた。
さらに3発目は阪神の西から放った。
西が今季、許した本塁打は11本でその中には巨人の丸、坂本勇、DeNAの筒香、中日のビシエドや高橋、ヤクルトのバレンティン、それに広島の菊池涼ら名だたるスラッガーの名を確認できる。
推定年俸2億5000万円右腕はホームランを打たれる相手もやはり”品格のある”顔ぶれとなっており、小園の凄さが改めて証明されたことになる。(ひろスポ!・田辺一球)
ひろスポ!関連記事
”一発海斗-”だ!広島の小園、プロ1号3ラン+サイクル狙いの離れ業…(2019年7月26日掲載)
hirospo.com/pickup/58051.html
広島の二軍に長野、バティスタ、小園は満塁ホームランで16得点、球宴明けは一番セカンド菊池涼、二番サード小園?(2019年7月6日掲載)
hirospo.com/pickup/57563.html
ヒットを何度もアウトにする異次元プレーの菊池涼介と小園海斗が一緒に守る意味と意義(2019年6月29日掲載)
hirospo.com/pickup/57355.html