さっそうと広島の街を歩くそのイメージと現実とのギャップはどうか?(画像は広島市安佐南区内で撮影した河井克行氏のポスター)
広島では新型コロナウイルス感染者の数がゼロになり、40日以上感染者ゼロの日が続く。
サンフレッチェ広島は7月4日に再開されるJ1リーグ戦(午後7時30分からノエビアスタジアム神戸)に向け、6月16日の練習は夕方からの時間帯に切り替えた。
カープは6月19日の開幕に向け、マツダスタジアムで最終調整。広島の日常も少しずつ平常時に戻りつつある。広島県の湯崎英彦知事は16日の定例会見で、東京、千葉、埼玉、神奈川の4都県と北海道への移動自粛要請について、予定通り19日から解除すると発表した。
長らくコロナに振り回されてきた広島県民にとって、注目すべきもうひとつのニュース報道が「河井夫妻」の今後だ。
6月17日付の中国新聞では、1面のほかに5面に渡ってその関連記事が掲載されている。
6月17日の午前中には、河井克行前法相と妻の案里参院議員が、案里氏が初当選した昨年夏の参院選を巡る公選法違反事件に絡み、自民党に離党届を出していたと報じられた。
この事件は、安倍首相vs稲田検事総長によって今日に至っており、それがなければどうなっていたかはわからない。
自民党党本部から河井夫妻側に提供された1億5千万円が何に使われたか?も注視されている。
この問題について長らく報じてきた週刊新潮は「 2020年5月7・14日号」に「捜査で浮上!「河井案里」に3人の男」の見出しの記事を掲載している。
www.dailyshincho.jp/article/2020/05130800/?all=1
「3人の男」の中には1億5千万円の一部を受け取った可能性のある人物もいるのでは?
広島地検ではすでに「男」の事務所や広島県議会棟にある会派控室などを家宅捜索しいている。
河井夫妻がバラまいた相手はいつの間にか膨れ上がり100人規模となっている。関係はによれば選挙対策の印刷物などに、この豊富な軍資金を継ぎ込んだことになっている。その残りを配って回ったのだろうか?
配る金額が、相手の”力量”などによってまちまちだったこともすでに報道で明らかになっている。「ドカンとあそこには500万円」「いやこっちは数千万円かも…」という声も地元メディアから聞こえてくる。
そして「自民党広島県連もぐちゃぐちゃ…」ということらしい。
週刊新潮の前出の記事内容がどこまで正しいのか、は今後の検察の動きを注視することで見えてくるかもしれない。
広島県に暮らし働き学ぶ人たちにとって、河井夫妻の引き起こした今回の事件は「とんでもないこと」程度では済まされないほど根深いものになりつつある。
もしかしたらすぐ近所で、まっとうではないお金がバラまかれていた可能性がある。
玉石混淆の情報が交錯する中でも何がホンモノなのかを見通す力を養っていくためにも、なぜ河井夫妻がこんなことになってしまたのか?をきっちり検証する作業が欠かせない。
ひろスタ特命取材班
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