”えーん！どう”して勝てない、遠藤＆坂倉のU22バッテリー…堂林も打率3割切りそうなピンチ、その訳はコチラ…

2020年08月16日: 編集部

画像は堂林

８月１６日 △２－２　阪神　京セラドーム
通算19勝24敗５分け（首位巨人まで７・５差、中日に勝差なしの最下位転落）
18時00分開始・３時間２６分、4,973人
相手先発　秋山５回４安打０失点
本塁打　―

一番センター西川
二番キャッチャー坂倉
三番レフト長野
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番サード堂林
七番セカンド菊池涼
八番ショート田中広
九番ピッチャー遠藤６回85球４安打２失点（自責０）
薮田
塹江H
フランスア

デーゲームで中日が巨人に勝利。しかも大野雄は巨人打線から２試合連続完投勝利をマーク。

この時点で広島は最下位。要するにナイトゲームに勝つしかなかったのに引き分けた。

広島は初回、相手のエラーでもらった一死満塁のチャンスを逃し、その裏、田中広のエラーから満塁のピンチを迎えて２失点…

ただし遠藤は自責ゼロでその後も坂倉との共同作業で粘り強く投げた。森下―坂倉、遠藤―坂倉のバッテリーは経験は浅いけどタフだ。

１点ビハインドの八回、広島は相手のエラーとタイムリー暴投で同点追いつき、試合はそのまま延長の末引き分けた。

２イニニングスを投げたフランスアも含めて広島救援陣はノーヒットリレー。

ところでこの試合、４の０に終わった堂林は打率・302と３割台すら怪しくなってきた。

「４割打者」と騒がれた時期が長く続かないのは仕方ないにしても、７月30日の中日戦（マツダ）で左中間への７号３ﾗﾝを含む３安打を放った時点ではまだ打率.367のハイアベレージだった。

ただし、それ以前の５試合で11三振とすでに下降傾向は示していたのではあるが…

先週の対戦では秋山からチーム唯一の安打を放っていた堂林。そこで、前日（15日）の「サード羽月」を挟み、首脳陣も「六番堂林」に期待したはずだ。だが結果は…

二死満塁の第１打席、空振り三振。２ボールナッシングからストライク２つを振らなかったことが尾を引いた感は否めない。六回、１点差に詰め寄り無死一塁という場面で今度は初球を打って遊ゴロ併殺打に倒れた。

４割をキープしていた時には軸回転で内角をさばき、外寄りは右中間深くまで持って行った。撫でるようなスイングでは右飛が精いっぱい。

昨季までの堂林は引っ張った打球に角度がつくかどうかで見極めることができた。遊ゴロ、三ゴロを量産するようではNGだ。

堂林が左飛を最後に上げたのは８月２日の巨人戦（東京ドーム）の第１打席。そのあとの打撃内容は次のようなものになっている。

２日　巨人（東京ドーム）　左飛、中前打、四球、四球、三振
４日　ヤクルト（神宮球場）三振、右飛、右飛、三進
５日　同上　　　　　　　　中前打、三ゴロ、遊ゴロ、右本塁打
６日　同上　　　　　　　　死球、二飛、遊ゴロ、遊ゴロ、中前打
７日　阪神（マツダ）　　　三振、三振、三ゴロ、三ゴロ、二直
８日　同上　　　　　　　　ベンチスタート、九回ファースト守備のみ
９日　同上　　　　　　　　右前打、四球、二ゴロ、四球
10日　中日（マツダ）　　　投ゴロ、二ゴロ、三ゴロ、一邪飛、二ゴロ
11日　同上　　　　　　　　三振、中前打、遊ゴロ、ニ直
12日　同上　　　　　　　　一ゴロ、三振、三ゴロ、一ゴロ
14日　阪神（京セラ）　　　右飛、三振、三ゴロ、四球
15日　同上　　　　　　　　ベンチスタート、出場せず
16日　同上　　　　　　　　三振、右飛、遊ゴロ併殺、遊ゴロ

（ひろスポ！・田辺一球）

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