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2020年08月21日
編集部

巨人の良さを消すことに成功した森下・坂倉の”U23バッテリー”に乾杯!初回の1点で跳ね上がる広島の勝率にも着目

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坂倉将吾 朝山 水本
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画像は坂倉、後ろは朝山打撃コーチ

 

8月21 日 〇7-5 巨人 マツダスタジアム
通算20勝26敗6分け(首位巨人まで9差、5位ヤクルトに1・5差の最下位変わらず)
18時00分開始・2時間59分、4,996人
相手先発 田口●6回8安打6失点
本塁打 坂倉1号③

一番レフト長野
二番セカンド菊池涼
三番センター西川
四番ライト鈴木誠
五番サード堂林
六番レフトピレラ
七番キャッチャー坂倉
八番ショート上本
九番ピッチャー森下〇(8試合5勝2敗)8回116球5安打1失点(自責1)
島内
フランスア(22試合1勝5S)

試合開始直前、広島市内の北部上空に線状降水帯が出現。雷鳴轟く中、森下が先発マウンドに上がった。

前回、巨人打線と初めて対戦した東京ドーム(7月31日)では初回に32球も投じて坂本、丸、岡本に連続四球を与えた。

その反省から初回18球で終了。坂本は外のカットボールで遊ゴロ、二死二塁となって迎えた岡本は内角149キロで右飛に仕留めた。

その裏、打線は坂倉の1号3ランなどで一挙5点。この時、広島地方には「竜巻注意報」が発令されており、ライト方向へ強く吹く風が森下と坂倉の背中を後押ししてくれた感もある。

森下はマツダスタジアム初登板となった7月9日のDeNA戦で周りも見えないほどの雨に見舞われて負け投手になっている。

今回、ほどなく瀬戸内海に抜けて行った線状降水帯は、先週金曜日の京セラドームでの阪神戦完封勝利も含めて2連勝中のU23バッテリーに味方してくれたのだろう。

前日までのDeNA3連戦ではいずれも序盤無得点と仕掛けの遅さが最下位広島の悩みのひとつだった。初回の5点はまさに勇気100倍。しかも巨人は阪神相手に3戦連続の完封勝ちで広島に乗り込んでいたからその効果は2倍になった。

開幕からこの日で52試合め。初回に得点が入ったケースは全部で15回。勝敗は10勝5敗で勝率.667。首位を行く巨人の.625も上回る。

こりゃ全力で初回に1点でもいいから取るしかない。森下のように試合を作れる先発の場合はなおさらだ。ところが森下が初回に援護点をもらったのは京セラドームでの初回3点に続きこれがまだ2度め。

点の取り方も良かった。

「一番長野」は想定の範囲内で初回、きっちり四球出塁。菊池の左前打で無死一、三塁の形を作れた。初回に先頭が出てエンドラン成功も佐々岡監督の下では初の”快挙”だ。

これまでの14度の初回得点のうち2度は送りバントから、送りバント失敗からも1度ある。一番多いのは一発での得点で5回ある。

7月14日から本拠地で巨人に3連敗したことが今の両者の順位に繋がったのは間違いないが、その3戦はいずれも序盤3回で巨人が試合の主導権を奪い、逆に広島は無得点が続いた。

おそらく森下・坂倉のバッテリーもそのあたりを強く意識してそれを実践したのだろう。そのおかげでチームの連敗も3で止まった。8月25日の森下のバースデーには二人で祝杯をあげて?また次に備えることになる。(ひろスポ!・田辺一球)

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