画像はマツダスタジアムに雨天中止払い戻しにやってくるファン、今週末の阪神3連戦に続いて交流戦払い戻し…どうなるか?
マツダスタジアムでの交流戦開催など誰が考えても絶望的だろう。5月25日(火)からマツダスタジアムでは広島-西武が組まれている。きょうはもう23日。
広島の選手はトレーニングウェア姿で体がなまらない程度の練習しかしていない。頼みの一番菊池、二番羽月、三番鈴木誠は感染してしまい、キャッチャーの頭数も足りない。フリー打撃もピッチング練習もできない。ローテの柱の森下も濃厚接触者となり、どこかでじっとしているしかない状況だ。
なので…
チケット高額転売商法断末魔…金券ショップに溢れる年間指定席転売出品、警視庁ならまた逮捕だろうに…
…という、広島球団のありようを別角度から紹介する記事をアップしなければいけない事態となった。
ひろスポ!の造語、「ブラックカープダウン」…※1その根は深い。
マツダスタジアムと広島球団、このふたつとファンと市民・県民の間に存在する数多くの問題(一例がビジパフォの呪い…※2)は大半が「チケット」の4文字に集約される。
まさに今、カープファンが一番心を痛めている緊急事態宣言発出後のマツダスタジアムチケット払い戻しに関する様々なトラブルはその典型だ。
広島県への緊急事態宣言発出が決まったのが5月14日(金)の午前。しかし、そうでなくてもまん延防止等重点措置対象地域への検討が進められていた。
この動きに焦りまくったのが、毎年、マツダスタジアム公式戦チケットを転売のために買い漁ってきた転売ヤーたちだ。「チケット不正転売禁止法」などお構いなしで今年も一儲けを企んでいた。
広島球団は、合理的とは思えない独自の理由を挙げて毎年、シーズン全チケットを初日からうりさばく。転売ヤーが群がることを球団幹部が知らぬはずはないだろう。
コロナ禍の昨年もそう。結果、全チケット払い戻しとなりファンに多大な負担を強いた。
ところが今季も、マツダスタジアム窓口販売だけは中止した以外、同じ方法で72試合分チケットを3月9日火曜日の午前8時から広島東洋カープHPとローソンチケットで販売した。
その発売当日、さっそく「1枚13万円」のチケットがネットオークションに出ていた。
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(2021年3月10日掲載)
今年2月、そのマツダスタジアムの年間指定席チケットが悪い意味で全国から注目される事件が起きた。
都内の無職男性(45)とコンビニ店員女性(56)の二人が、2015年以降、セ・パ複数球団の主催試合やプロレス観戦チケットをインターネット転売サイトで不正転売して計9600万円を売り上げた。複数球団のファンクラブに入ってチケットを購入し、転売サイトに繰り返し出品していた。
ただし具体的に報じられたのはこの二人が共謀して昨年7〜9月、マツダスタジアムで行われた広島対DeNA戦など4試合のチケット8枚(計約1万3000円相当)をチケット転売サイトに出品して約5倍の値段に当たる計6万6000円で不正に転売した疑い。
さらに報道ではご丁寧に「警視庁生活安全特別捜査隊によると、この男女は元同僚で、マツダスタジアムの年間指定席を事前に購入して試合ごとに転売していた」と記されている。
マツダスタジアムの年間指定席の転売問題は黒田博樹が「男気復帰」した2015年以降、ファンが直接、繰り返し広島球団に指摘してきた。
「年間指定席は場所が確定できる、オークションではそのチケットの席から見える風景まで添付されている、何で球団はその転売ヤーに罰則を与えるなり、購入資格をはく奪しないのか?」という類の内容で、だ。
結果的には効果的な対策がなされていなかったことがふたりの逮捕で世に知れ渡った。
逆に言えばその無策ぶりを警察力に指摘されたことになる。
ところが広島球団はこの事件に関するコメントを一言もHPにアップしなかった。
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(2021年2月28日掲載)
黒田人気爆発の2015年といえば、広島球団はJリーグやBリーグなら厳罰では済まされないような事件の当事者になっている。
ファン向けに販売するグッズのメーカーに消費税増税分を仕入れ価格に上乗せしないよう要請し、差額分計約510万円を支払っていなかったため、公正取引委員会から消費税転嫁法違反(買いたたき)に当たるとして、再発防止措置を取るよう勧告された。
この時、公取委は様々な業種にイエロー、ないしはレッドカードを出したが、プロ野球というファンあっての商売でしかもレッドカード、というのはまさに最悪というほかない。しかもファンに販売するグッズがその元凶というのだから、ファンへの裏切り行為以外の何物でもない。
ネットでは「下請け強要カープ」と揶揄された。
だが、この時もHPにお詫びの一言もなかった。
そういう企業体質=「ブラックカープダウン」。
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同時期、マツダスタジアムではやはり「チケット」を巡ってこんな大騒動も起こっているが、広島球団はやはり効果的な対処ができなかった。
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(2015年2月27日掲載)
さて、きょう5月23日(日)時点で、広島のメディア関係者の中で特ダネが取りたい記者がいれば、ぜひ広島市中心部の金券ショップを取材して回ったらいい。
マツダスタジアムの交流戦チケットが全3カードとも店頭に張り出され、その大半が年間指定席の転売となっている。ご丁寧に年間指定か否か、〇×がしてある(×は払い戻し不可)からすぐわかる。
ついでに言うと、ほとんどと言っていいほどチケットは売れていない。この記事によって高額転売がさらに進まなくなることを願うばかりだ。
明らかにそれは「チケット不正転売禁止法」の精神に抗う行為であり、再び警視庁の出番となることを願うばかりである。
広島県警には、とっくの昔にひろスタ特命取材班が直接出向いて事細かに「ひろスポ!に転売ヤーからの偽メールが殺到している件」などその実態を説明、マツダスタジアムのそばに巣くう転売ヤーたちを特定できる写真まで提供済であるが、何の動きもなさそうだ…
法令としてのチェックが見逃されるようであれば、この場で実態を克明に記録するほかない。ファンの怒りの声とともに…だ。(ひろスタ特命取材班)
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