画像は広島の主砲、鈴木誠也
米国のメディア、CBSスポーツが今オフを対象にしたフリーエージェントのランキングトップ50を発表、連日、ネットニュースを賑わしている広島の鈴木誠也外野手が15位にランクインした。
ここまで鈴木誠也外野手獲得の可能性のあるメジャーの球団としては、ヒューストン・アストロズ、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブスなどが報じられている。ニューヨーク・ヤンキースもその中に名を連ねている。
そんな中、気になる球団も“名乗りを上げた”。シアトル・マリナーズだ。
マリナーズ最初の日本人選手は1996年、当時21歳だったマック鈴木(鈴木誠)。国内メディアが大騒ぎした野茂英雄のドジャース、メジャー・デビューの1年後のことだった。
そのあと、2000年には横浜の佐々木主浩が海外FA権を使って移籍。そして2001年、ポスティングでオリックスのイチローもマリナーズの一員になった。イチローは首位打者、最多安打、盗塁王を獲得して、新人王、MVP。マリナーズはリーグ優勝を果たした。
その後も2002年にはオリックスで共に戦った長谷川滋利がエンゼルスから移籍。2004年シーズン途中には木田優夫がドジャースから移籍した。
2006年以降も城島健司、川崎宗則、岩隈久志、青木宣親、平野佳寿、そして菊池雄星…
その菊池雄星は1年1300万ドル(約15億円)の来季契約オプションを行使せず、FAになった。“ひと枠”空いたことになる。
イチローと大魔神佐々木。投打の僚友が並び立つ時代、ふたりが表紙になったタブロイド判のマリナーズ情報誌がシアトルの街中のストアなどあちこちに置いてあった。なぜか?
シアトルにはアジア系の人たちが10数パーセントいる。日本からはすでに19世紀の終わりから移民の歴史が始まっている。そして現在、このエリアには2万人近い日本人が住んでいるという。
街の雰囲気は神戸に似ており、教育レベルも米国各都市の中では高水準。当然、海の幸は旨い…(瀬戸内の海産物も捨てがたいし、それを言うなら同じ西海岸のサンフランシスコも野球に打ち込める!好環境だが…)
鈴木誠也の心の中は読めないが“家族会議”を経て、どんな決断を下すのか?
シアトル・マリナーズのジェリー・ディポトGMの鈴木誠也外野手に対する発言がネットニュースなどでも報じられているが、これはあながち海のものとも山のものともつかない話とは、少々違う匂いがする…
(広島スポーツ100年取材班&田辺一球)