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2022年12月30日
編集部

マツダスタジアム新井監督27変化のカープが、4年連続Bクラスからどう這い上がる?県工先輩の高津臣吾氏と駒大先輩の大下剛史氏から年の瀬に金言

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上下の画像はマツダスタジアム大型スロープの新井さん

新井貴浩

4年連続のBクラスに終わったカープの本拠地、マツダスタジアムの2022年があと2日で終わる。スタジアムに続く大型スロープには来季からチームの指揮を執る新井貴浩監督の現役時代の表情が27カットも展示され、毎日、ファンの手でSNSに拡散されている。

 

 

リーグ3連覇を成し遂げた翌2019年、緒方孝市監督のラストシーズンと佐々岡真司監督の今シーズンまでの3年間の成績は…
2019年 70勝70敗3分け 4位
2020年 52勝56敗12分け 5位
2021年 63勝68敗12分け 4位
2020年 66勝74敗3分け 5位

 

4年間でトータル251勝268敗、勝率・484で借金17、1年平均で-5・7。

 

逆に3連覇の時は合計259勝162敗、勝率・614で貯金が97もある。1年平均で+32・3。

 

新井貴浩監督は現役20年のラスト3シーズン、貯金30越えを達成できる強いチームの先頭に立っていた。ところが、ほんの4年間“目を離した”隙に“仲間たち”は別の集団となってしまったのである。

 

 

では、監督としてどうチームと向き合っていけばいいのか?

 

 

この年の瀬の慌ただしい時期に、その答えを2つも見つけることができた。12月29日発行の日刊ゲンダイ(広島地域では30日発売)と12月30日付の九スポ(東スポ)だ。

 

新井貴浩
日刊ゲンダイと九スポ記事

 

日刊ゲンダイ終面には「特別インタビューヤクルト高津臣吾監督」。監督として、村上様さも含めて選手たちにどう接するか?チームを中長期的に確固たるものとするためには何が大切か、ほかがきっちり記されている。監督就任当初から新井貴浩監督が強く意識する「県工」(広島工業高校)先輩の金言集となっている。

 

ただし、カープには100打点以上が取れるような打線の軸は存在しない。

 

 

九スポ中面には大下剛史氏の「新井監督本気見せろ!!!カープ再建へ」が掲載されている。カープの現状を多角的にズバリと分析した内容で、12球団一の練習量は過去のこと!と断じている。

 

 

ひろスポ!広島スポーツ100年班は1991年(平成3年)の山本カープリーグ優勝の“影の主役”、大下ヘッドの地獄の練習風景を目の当りにしてきたから、懐かしさとともに頷くしかない。

 

しかもこの年、チームには確固たる四番はいなかった。「アレンと西田」のツープラトン。「神様」不在でも投手力×作戦しだい、ということが証明された。

 

 

「大下ヘッド」の存在は、令和の時代には完全に過去のモノとなったが、平成前半ならまだギリギリセーフ。91年限りで一度ユニホームを脱いだ大下剛史氏は1999年の達川カープ誕生とともに“広商つながり”で1シーズンだけヘッドコーチとして復帰した。それが新井貴浩監督のルーキーイヤーと重なった。

 

 

ホームベースの遥か手前のワンバウンドを空振りするという、入団当初の“新井打法”も、駒大の後輩に目をかける大下ヘッドによってOKとなった。でもそれは正に地獄のような毎日で、床に入り目を瞑ったかなと思ったら、次の瞬間にはもう起床…。シーズン中に自ら二軍降格を申し入れても、受け付けてもらえなかった。

 

 

そんな大下流をそのまま年明け2月のスプリングキャンプで実践すれば、半分は脱落する?しかし、九スポ紙面で大下剛史が述べている内容については新井貴浩監督も頷くしかないはずで、ゆえにその厳しさをどう新井流にアレンジしてBクラスにどっぷりと浸かるチームを再建してくのか?という話になる。

 

 

この記事冒頭の、マツダスタジアム大型スロープに紹介された“新井さん27変化”の中のワンカットは、2003年、新井さん5年目のスプリングキャンプの時に撮影されたものだろう。

 

 

山本浩二監督の下で、プロ4年目の前年に初めて全140試合出場して147安打28本の柵越えを放った新井さん。そのオフ、金本知憲が阪神にFA移籍したため、アニキのあとの「四番」を背負って立つ、という思いが丸刈りスタイルには込められていた。

 

 

 

だが、プロの世界は甘くない。丸刈り効果は見られず、2003年は115安打19本塁打、2004年は69安打10本塁打…

 

 

そして2005年に165安打43本塁打のキャリアハイでホームラン王!おそらく新井カープも現有戦力を考えれば、新井さんの四番への挑戦と似たような曲線を描くのではないか?(広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

 

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