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2022年12月31日
編集部

広島皆実、前回王者の青森山田に流れからの失点許さず、無念の0-1初戦敗退、第101回全国高等学校サッカー選手権大会

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12月28日に開幕した第101回全国高等学校サッカー選手権大会は大会3日目の31日、2回戦16試合キックオフ!2大会ぶり17度目の広島皆実は横浜市神奈川区のニッパツ三ツ沢球戯場で前回王者の青森山田と対戦して0-1で敗れた。

 

 

失点はセットプレー、善戦及ばず悔しい結果となった。前回出場した99回大会でも初戦で青森山田と当たり0-2完敗だった。

 

 

青森山田は28年間チームを指導してきた黒田剛総監督がJ2町田ゼルビア監督に転身することが決まり、10月には教え子の正木昌宣監督がベンチを支えるようになった。前回大会優勝メンバーがほぼ総替えになるなど試行錯誤が続いただけに、初戦は難しいものになる、という姿勢でこの日に臨んだ。

 

 

広島皆実は前回王者のデータを調べ上げてロングスローやフリーキックから得点につなげるパターンへの対策を練ってきた。広島大会決勝では広島国際学院との接戦をPK戦の末勝ち切った。前回王者を相手に勝ち上がるためのプランはできていた。

 

 

前半の広島皆実は攻撃を牽引するダブル藤井のひとり藤井颯天(3年)をベンチに控えさせ、藤井永遠(3年)をワントップに据える3・6・1のシステムで一歩も引かない展開に持ち込んだ。

 

 

しかし後半6分、自陣ペナルティエリアの右でフリーキックを与えると、これが失点に直結した。ニアサイドで背番号10の小湊絆(3年)に頭で後方に逸らされ、待ち構えていた174センチDFの三橋春希(3年)に頭で押し込まれた。青森山田の最も得意とする得点パターンのひとつを遂行された。

 

 

試合が動いたことで青森山田の硬さがとれ、広島皆実にとっては苦しい時間帯が増えたが「堅守強攻」の「ムービングフットボール」で応戦。後半22分、藤井颯天をピッチに投入して同点機をうかがった。ただ、最後まで前に出てくる姿勢を崩さない相手のプレッシャーを跳ね返すだけの決め手に欠き、後半38分に初めて獲得したコーナーキックも変化を加えようとして不発。アディショナルタイム4分となり、最後にパスをつないで左サイドを攻め上がったところでタイムアップとなった。

 

 

就任1年目で前回王者に挑んだ広島皆実・小熊和人監督の話
最後はセットプレー、細かいところ。でもよくチャレンジしてくれた。自分たちが鍛え上げたサッカーを80分間やり抜いた。

 

青森山田…県内公式戦は無敵の393連勝。全国選手権は26大会連続28度目出場で3度優勝。2018年度優勝、19年度準優勝、20年度準優勝、21年度優勝と、直近4大会連続で決勝進出。昨季は全国総体、プレミアリーグEAST、全国選手権の「高校3冠」を達成。60人以上のJリーガーを輩出しており、30年近くチームを指導してきた黒田剛総監督自身も、今大会を最後にJ2町田ゼルビアの監督に転身することが決まった。

 

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広島皆実が2年ぶり17度目の全国大会へ、初の決勝進出となった広島国際学院PK戦で及ばず、第101回全国高校サッカー選手権広島予選の決勝トーナメント決勝 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
(2022年11月20日掲載)

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