画像は打撃練習中のマット・デビットソン、後方は朝山打撃コーチ
4月8日 〇6-3 巨人2回戦(マツダスタジアム)
通算7試合3勝4敗
14時開始・2時間41分、30,633人
相手先発 ●グリフィン4回3分の1、7安打6失点
広島本塁打 デビッドソン3号①
一番セカンド菊池
二番ショート上本
三番センター秋山
四番ファーストマクブルーム
五番レフト西川
六番サードデビッドソン
七番キャッチャー坂倉
八番ライト堂林
九番ピッチャー床田〇(2試合1勝)7回3分の1、95球9安3失点(自責3)
河野
戸根
栗林S(3試合1敗2S)
巨人に連勝、通算3連勝で開幕4連敗スタートだった広島は勝率5割へリーチ。逆に4連敗となった巨人は広島に3位を明け渡して4位に交代した。
原監督にしてみればかなり手痛い負けが続いたことになる。開幕1、2戦に起用したふたりの新外国人ビーディとグリフィンに土がつき、しかも前日の5回2失点から4回3分の1、6失点に悪化した。
見方を変えれば、開幕から1点を取るのに辟易としていた広島打線がしだいにつながりを見せ始めた、ということになる。
中でも開幕から三番に固定された秋山と同じく六番マット・デビッドソンのスジがいい。開幕3戦目で好投しながらも勝ちがつかなかった床田へ、269日ぶりの勝利をプレゼント…
開幕から安打量産中だった秋山は前日のビーディ以下に対して初めて無安打に終わったものの、この日は今季初の3安打。四回、内野安打で先頭打者出塁すると、続くマクブルームの二塁打でホームに還ってきた。マクブルームは待望の今季初打点。
秋山の打率は・440まで上昇。この2日間で6安打を放った岡本和は打率・467。ハイレベルの打率トップ争いになりつつある。
神宮球場での開幕3連戦で左越えソロ1本、9の1だったデビッドソンはマツダスタジアムに戻り4日の阪神1回戦では新井監督とコーチ陣の助言に従いセンター方向へ犠飛を上げた。このあたりから調子が上向き、雨天中止を挟んでの阪神2回戦では中越え2号2ラン。その勢いで前日はビーディからライトへ勝ち越し犠飛を上げた。
で、この日は両チームのファンと両軍ベンチに強烈なインパクトを与えるバックスクリーン上段直撃の先制3号ソロ。リズムよく投げていたグリフィンにとっては強烈なボディブローとなった模様で、やがて投球リズムが乱れ始めた。
なお日本デビュー間もないこのふたりは3A時代の2019年に対戦しており、3試合で6の4,1本塁打のデビッドソンに軍配。2日連続のお立ち台に上がった長距離砲は「このチームの勝利に貢献するために契約させてもらったので、それが実践できていることを嬉しく思います」とスマイルだった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)