画像は2023年8月6日午前7時過ぎのエディオンピースウイング広島(大型クレーンが折り畳まれている)を城跡に残る被爆樹木 マルバヤナギ(画像左)とともに撮影、爆心地から約770メートル。新スタジアムの存在とは”そういうもの”で、サンフレッチェ広島待望の新ホームスタジアムになる
サンフレッチェ広島は8月7日、7月31日に発覚した、普及部所属コーチの不祥事についての処分を以下の通り発表した。
被害に遭われたご本人様、並びにご家族の皆様に多大なご迷惑とご心痛をおかけいたしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。
併せて、日頃からサンフレッチェ広島にご声援を頂いているファン、サポーターの皆様、ご支援いただいている株主、スポンサー、地元自治体の皆様をはじめとする多くの関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけし、お騒がせいたしましたこと、誠に申し訳ございませんでした。
当社といたしましては、二度とこのような事案を起こさないよう、従業員に対する監督・指導を徹底してまいります。
1.処分内容
(1)当人 普及部所属コーチ 契約解除処分(2023年8月7日付)
(2)社内責任者
代表取締役社長 仙田信吾 取締役報酬月額の10%の自主返納1カ月
取締役事業本部長 片岸浩一 取締役報酬月額の5%の自主返納1カ月
普及部部長 塩崎浩作 基本報酬月額の5%の違約金徴収1カ月
2.経緯
7月31日(月)午後、当社普及部所属コーチが、広島県青少年健全育成条例違反により広島県警に逮捕されました。事件当時、当人は、午前は中学校の非常勤講師、午後は当社契約コーチを兼務しており、当社専属となったのは本年4月1日からです。
なお、当人は、8月2日(水)処分保留のまま釈放されています。その後、当人と面談し事実確認の上、プロサッカークラブのスタッフとして、この不祥事が社会に与えた影響の大きさに鑑み、今回の処分に至りました。
……
サンフレッチェ広島は8月1日午後4時前のリリースで「当社普及部所属コーチの逮捕に関するお詫び」を発表した。内容は「昨日7月31日(月)午後、当社普及部所属コーチが、広島県青少年健全育成条例違反により広島県警に逮捕されました」というものだった。
この日のメディアの報道によれば普及部所属コーチ(広島市佐伯区)の逮捕容疑は10代の女性に自宅でいかがわしい行為をしたというもの。被害者の家族からの届け出で発覚した。
ふたりが出逢ったのはサンフレッチェ広島専属となったのは4月1日以前だったようだ。クラブ側が、契約対象者の細やかな人となりまで見抜くのは至難の業だろう。
一方で今回の声明に「当社といたしましては、二度とこのような事案を起こさないよう、従業員に対する監督・指導を徹底してまいります」とあるように「監督・指導」の徹底は怠るべきではない。
新サッカースタジアムの開業が2024年2月に迫る中、おそらくクラブ運営はいっぱいいっぱい、のレベルを越えつつあるはずだ。
2009年に旧広島市民球場からマツダスタジアムに移った広島東京カープがまさにそうで、労働基準監督署が入る騒ぎになった。
シーズン最中に背番号10、森島司を名古屋グランパスに完全移籍させたことも合わせて、新スタジアム時代に向け追い風が吹くはずが、どこか逆風になっていないか?何より肝心要のピッチの上では、J1リーグ戦5戦勝ちなし。
ひろスポ!が4月1日にスタートさせたサ「基町×紙屋町がダメになる日」連載のカギを握る組織のひとつが新スタジアムのピッチに立つサンフレッチェ広島だ。ピッチでもピッチ外でもその存在は市民・県民の宝であり続けることが求められる。(ひろスポ!デルタルハンター&田辺一球)
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