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2024年01月31日
編集部

カープダイアリー第8509話「新球場マツダスタジアムから15年、新スタジアム、エディオンピースウイング広島が平和の翼を広げる時」(2024年1月29日)

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ひろスポ!で連載中の<田辺一球|note>より<カープダイアリー第8509話「新球場マツダスタジアムから15年、新スタジアム、エディオンピースウイング広島が平和の翼を広げる時」(2024年1月29日)>記事を引用する。

 

 

 

カープダイアリー第8509話「新球場マツダスタジアムから15年、新スタジアム、エディオンピースウイング広島が平和の翼を広げる時」(2024年1月29日)

あす、広島では大きなイベントがある。エディオンスタジアム広島の報道関係者向け内覧会だ。広島市とサンフレッチェ広島が共同で行う。

 

中身は情報開示に縛りがかかっているためあすのイベント終了後にしか表に出ない。おそらく新聞も放送局もSNSや自社ニュースで詳しく報じるだろう。

 

サッカー専用スタジアムが広島にはなかった。1993年のJリーグ誕生当初から、手を変え品を変え市民もサッカー関係者も「スタジアム、スタジアム」と声を上げ続けてきた。できるまでに30年以上もかかった。平和の翼を自称する広島の新たな器にどんな未来が待っているのか…

 

マツダスタジアムの開業は2009年。こちらも「新球場、新球場」と念仏のように関係者や市民が唱えながら長い時間を要した。

 

 

 

1957年に廃墟の街からの復興を目指す原爆ドームの北隣に市民球場が完成したのが1957年。老朽化が進み、スタンドで焚火や花火も上がる閑古鳥空間に1994年開催の広島アジア大会に向け球場話が持ち上がったがすぐ下火になった。

 

2004年球界再編の嵐…

 

近鉄球団がオリックスに吸収される形で消滅した際、カープも福岡が本拠地のダイエー(現ソフトバンク)に吸収される青写真になっていた。

 

間一髪で消滅危機回避。崖っぷちに追い込まれてやっと広島経済界トップ、行政トップが本気になった。

 

構想段階から4年とちょっと、「世界一の突貫工事」(工事現場関係者、のちにスタジアム各箇所を補強、改良)で出来上がった新球場はネーミングライツによってMAZDAZoom-Zoomスタジアム広島、として紹介された。沸き上がる市民、県民、ファン。夢の器が夢ではなくなった。

 

メディアへの内覧会などはなかったが、貨物ヤード跡地にできたマツダスタジアムはすぐに市民らに浸透していった。そしてカープナインが初めてそのグラウンドに立つ日が来た。マーティ・ブラウン監督は、内野の天然芝を指さしながら選手たちに言った。

 

「この素晴らしいスタジアムは私たちと広島とファンの財産だ。そのことをいつも意識してここで戦えることに誇りを感じ、ずっとこのスタジアムを大事にして欲しい」

 

当時のメンバーは赤松、東出、梵、栗原、嶋、石原、天谷、横山、永川、篠田、マエケン、大竹ら…

 

今もマツダスタジアムのベンチに入る面々が大勢いる。マーティの訓えはきっと、それぞれの心の中に…

 

 

 

晴天に恵まれたこの日、マツダスタジアムではジェイク・シャイナー内野手とマット・レイノルズ外野手の入団会見がった。

 

「忍耐強く、ボールを見極めることも、アグレッシブに広角に打つこともできると思う。打点を稼ぐことができるのがウリだ」(ジェイク・シャイナー)

 

「内野はどのポジションも自信がある。打つことに関しては逆方向へも強い打球を打つことを心掛けているし、引っ張れるパワーもね!勝利に貢献してクライマックス・シリーズへ行きたい」(マット・レイノルズ)

 

ふたりは室内でのインタビューのあと、バットを肩に担いでグラウンドに立った。マーティがスタジアムへの感謝を強く訴えた時から数えて24度目の球春へ。キャンプインに向け、ナインはあす日南へ移動する。

 

 

 

 

 

 

2009年 マツダスタジアム(広島市民球場)>広島カープは1957年から広島市中区基町の中央公園内にあった広島市民球場(旧市民球場)を本拠地球場としてきた。数多くの名選手を輩出。赤ヘル軍団として1975年に球団創設初のリーグ制覇を達成。80年代に黄金期を迎え6度の優勝、3度の日本一を成し遂げている。2009年、歴史を刻んだ聖地から約3・4キロ離れた旧・東広島貨物駅のヤード跡地に建設されたマツダスタジアムに本拠地を移転。4月10日ホーム初戦を迎えた。

総天然芝の美しいフィールド。真新しいマウンドに立ったのはコルビー・ルイス。前年15勝を挙げた助っ人右腕だ。2回、ルイスが捕まる。先頭の和田一浩に新球場1号となる先制ソロを許すと、制球を修正することができず、6回途中まで9失点。機動力を軸につなぎの野球を展開してきた打線も、中日先発・吉見一起を攻略することができず開門前から列をなした3万618人の観衆に本拠地初勝利を届けることはできなかった。

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