10月11日(土)のNBL開幕戦を前に、広島ドラゴンフライズが10月6日、広島市内でチーム全選手、コーチングスタッフが一堂に会した「チーム発足会見」を行った。
会見の冒頭、伊藤信明代表取締役社長があいさつ。「4人から始まって、コーチ、選手ともに集まってきました。開幕を控えてチームは発足しておりましたが改めて発足会見を開き、チームを紹介できる事は大変嬉しいことです」と笑顔を見せた。
続いて平尾キャプテンから、ひとりずつ今の気持ちや抱負を述べた。
「みんなで力を合わせて勝利を目指していきたいと思います。長いシーズンを戦う上で、関係者、地域の方、ファンの方の応援が必要なので、是非会場にきて応援をお願いします。また被災した広島が1日でも早く復興するように、笑顔にできるようにプレーをしていきたいです」
竹内副キャプテン
「今週末が開幕戦です。チーム練習に(仁川アジア競技大会 出場のため)参加できていませんでしたが、これから3、4日チーム練習に加わることができます。見ている人に笑顔になってもらえるように、勝利に貢献したいです」
ファイ・パプ・ムール副キャプテン
「僕たちが勝つ為には応援が必要です。どうか会場にきて、応援してください。僕たちも頑張ります」
柳川選手「ルーキーらしく、アグレッシブにプレーします」
坂田選手「ルーキーらしく、全力で決して諦めず、プレーします」
岡崎選手「(開幕戦に向けて)ついにこの日が来るという思いです。長いシーズンになると思います。応援をお願い致します」
北川選手「自分にできることをやります。もちろん勝つつもりで全力でプレーしますので応援よろしくお願いします」
チャップマン選手「広島にきて初めてなので、精一杯頑張ります。広島でプレーできることに感謝しています」
田中選手「正直、不安もありますが、ルーキーらしく全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」
仲摩選手「地元でプレーできる今シーズンは、別のところでやってきた今までの開幕とは全然違った気持ちです。おもしろいチームになると確信しています。是非、会場に足を運んでいただき、一緒に戦ってほしいです」
栗野選手「みんなが言うとおり、おもしろいチームで、新規参入チームとはいえ、勝てるチームだと思っています。通訳をしていますので、チームのコミュニケーションの充実に役立てれたらと思います。個人でもコートに長く立てるように頑張りたいと思います」
オマー選手「いいチームになっています。僕が広島に呼ばれたのは、リーダーシップを発揮し、コート上で力を出し切るためだと思いますので、頑張ります」
大野アシスタントコーチ「選手は、ひたむきにハードに頑張ってきました。全力で戦うので会場に足を運んでいただき、サポートをお願いします」
佐古ヘッドコーチ「開幕戦が今週末に迫りました。いよいよ始まるという時に、素晴らしい選手、コーチを皆様の前で披露できることは本当に嬉しいです。開幕戦を勝利で飾りたいと思っています。不安も緊張もあると思います。選手は全力で自分のプレーを出そうと頑張っています。試合は開幕戦だけではなく、次の試合もあります。コーチも選手も素晴らしい人を獲得できましたし、球団から最高のサポートを受けてきました。これからのシーズン、うまくいく時もいかない時もあると思います。それは全部自分の責任です。これから叱咤激励をお願いします。3位以内になりプレーオフに進みたいと思います」
そのあと質疑応答があった。その内容は次の通り。
-バスケットはスピード、テクニックなどいわれますが、ドラゴンフライズの持ち味は?
佐古ヘッドコーチ「バスケットは経験のスポーツといわれます。ベテランになると、臨機応変にいろいろなテクニック、ずるさも含めてプレーできると思います。僕が求めているのは、僕の信念でもありますが、”粘り強さ”です。どんな時でも最後まで諦めない、泥臭さがあるプレーです。そして、ルーキーの5人の”明るさ”(が持ち味)です。ルーキーの5人から明るさが消えたら、僕たちが劣勢だと思ってもらってかまいません」
平尾キャプテン「若いチームだからこそできることがあると思います。アグレッシブに戦うのが持ち味になると思います」
―自分の見てほしいプレーを竹内選手にだけ聞くのは心苦しいのですが、教えてください。
竹内選手「ぼくは自分で得意なプレーというのが実はよくわかっていないんです。ベテランなので、チームが困ったときに流れを変えるプレーをしたいと思います。ダンクなどが一番分かりやすいと思います。流れを変えるプレーを見て欲しいです」
―野球、サッカー、バレーボール、ハンドボールなどたくさんのスポーツがある中で、どうファンを獲得していきますか。
佐古ヘッドコーチ「広島はスポーツ王国で、ぼくらが仲間入りをさせてもらったと思っています。そして広島のミニバス、小中そして高校は全国レベルです。今までは、その選手たちが行き場が無くて全国へと行ってしまうのですが、今は違います。プロバスケットチームができたことで、(広島に)帰る機会ができました。何かするというよりは、バスケットの良さを子どもたちへ伝えるよい目印、道しるべになりたいと思います。子どもとのプロの距離を身近にし、その場を多く持つことをしてきました。僕がこどものときもそうでしが、プロとふれあう機会がなかなかなかったです。野球やサッカーよりプロとふれあう機会が多いスポーツだと思うので、そのようにしたいです」
野球、サッカー、その他の競技スポーツ同様、広島の地でこどもたちに夢を与え続けるバスケットボール文化を根付かせるために、広島ドラゴンフライズいよいよ出陣!
記念すべきファーストタップは10月11日(土)午後2時、広島サンプラザホール…