秋季広島県高校野球大会準決勝(10月5日、電光石火きんさいスタジアム三次)
第1試合
盈 進 011 000 000 0・2
広島商 000 001 010 1・3
(延長10回タイブレーク)
第2試合
広島新庄 000 001 000・1
如水館 001 000 12X ・3
第1試合は今夏の広島大会準優勝の広島商が延長タイブレークの末、決勝に進んだ。延長十回、送りバントと申告敬遠で満塁の好機を築くと、相手の暴投でサヨナラの走者がホームを踏んだ。
逆に盈進はあと一歩、というところで決勝進出を逃した。八回、同点にされたが直後の九回、ノーアウト一塁からのバスターが一塁走者の守備妨害となって一死一塁に。そのあと牽制で誘い出された走者が二塁に生きて得点圏に進んだが、上位打線であと1本が出ず、延長十回の二死二、三塁でも頼みの五番・妹尾真之介が凡退した。
第2試合は如水館のエースで3試合連続完投中の木村瑠生の右腕が唸った。三回に先制して主導権を握ると広島新庄打線を五回まで1安打に抑えた。六回に自身のバント処理ミスで同点にされても冷静さを保ち、七、八回に下位打線の活躍などでリードを奪う展開という中で今大会4度目の完投を被安打3で成し遂げた。
来春のセンバツの参考となる1中国地区大会は10月下旬に開幕、県大会の上位3校が参加する。広島商は2年ぶり28度目、如水館は9年ぶり9度目の出場となる。
6日午前10時から電光石火きんさいスタジアム三次である3位決定戦勝者も中国地区大会に進む。決勝は6日午後0時半から同スタジアムである。