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2024年10月26日
編集部

ワールドシリーズ、日本シリーズ開幕前にドラフト宗山塁5球団競合の末の楽天入りでひろスポ!が考えたこと…

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府中市 渡部聖弥
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画像はドラフト当日、地元のイベント広場に集まりご当地選手、渡部聖弥の指名を待つ府中市のみなさん

 

 

プロ野球ドラフト会議が10月24日午後5時前から都内のホテルであった。最大の注目選手、広島県三次市出身の宗山塁内野手(明治大)は西武、楽天、広島、日本ハム、ソフトバンクの5球団が1位指名。この順番でクジを引き楽天が交渉権を得た。新井監督が抽選箱に手を入れた時にはすでにハズレしかなかったことになる。

 

 

広島は外れ1位で右打ちの内野手、佐々木泰内野手(青学大)の単独指名に成功した。サードのポジションでの補強となる。

 

 

広島は育成3選手を含めて計8選手を指名した。予想通り大学生が多く5名、高校生が3名。12球団合計で123名(支配下69名、育成54名)が新たにプロへ進む権利を得た。

 

 

ところで毎年のことではあるがドラフト前にはいろいろな報道が成される。近年はSNS、ネットメディアでの“予想”も無数に存在する。

 

 

では広島の場合、どうだったのか?

 

 

まず宗山塁に何球団が重複するか?地元の中国新聞は前日(23日)の記事で事前の情報を元に<3、4球団競合“と書いた。さらに宗山塁を外した場合の対応について<即戦力の右打者が必要>として、西川史礁外野手(青学大)の名も挙げた。署名には<五反田康彦>とある。カープを最もよく知る担当記者だ。

 

23日付のデイリースポーツ紙面では楽天、ロッテ、DeNA、ソフトバンク、そして唯一事前公表の広島が宗山塁指名となっていた。計5球団。球団数は合っていたが、DeNAは金丸夢斗投手(関西大)に行き、代わりに紙面では西川史礁となっていた西武が宗山塁を指名した。

 

 

さまざまな情報を元に各メディアが報道にシノギを削る。合ってたか、あまり合ってなかったか?はそれぞれのメディアが検証すればいい。

 

 

ひろスポ!はこの記事↓で宗山塁指名はについて<宗山には5、6球団が競合しそう>と結論づけた。見出しでは<最大6球団競合>とした。大ハズレじゃなくて良かった…

 

ドラフト最終情報!広島1位指名公表の宗山塁は最大6球団競合、広島は外れ1位でも地元出身の渡部聖弥狙い…なので新井監督は今からクジ運を磨く必要あり? | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

 

 

ところが大ハズレもあった。

 

同じ記事の中で<広島は外れ1位でも地元出身の渡部聖弥狙い>と書いた。ぜんぜん違っていた。広島は外れ1位で佐々木泰内野手(青学大)を単独指名して見事、交渉権を得た。

 

もちろん、関係者の間から渡部聖弥の名前は聞こえてきていたし、広島県東部、府中市出身の同選手を広島が指名すれば盛り上がるはず…という期待感も手伝っていたのは間違いない。けっきょく外れ1位でも各球団から名前の出なかった渡部聖弥はしかし西武が2位でいの一番に指名した。

 

 

勝手に想像するに、広島球団関係者は宗山からクジだった場合のことをよくよく考えて、みんなの気持ちを、言い方は悪いが渡部聖弥に向くようにエサを撒いていたのではないだろうか?それがいいとか、悪いとかを言ってる訳ではない。広島の最大の補強ポイントはサードだ。だから、是が非でも佐々木泰に行きたくて、他球団のマークをかわすために「僕たち広島スカウト陣は、佐々木泰はノーマークですよ…」みたいなことになっていたのかもしれない。佐々木泰のハズレも含めての、1位指名を強調したメディアってありましたっけ?

 

 

さてひろスポ!ではドラフト事前記事第2弾↓の中で<4季連続甲子園の高尾響(広陵高)や「ギータニ世」寺本聖一(広経大)はカープから指名されない?>とも書いた。結果的には的中…

 

ドラフト最終情報!広島1位指名公表の宗山塁は最大6球団競合…の続き~4季連続甲子園の高尾響(広陵高)や「ギータニ世」寺本聖一(広経大)はカープから指名されない? | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

 

寺本聖一外野手はオリックスに育成4位で指名された。もうドラフトも終盤になっていたので呼ばれた方は思わず涙ぐんでいた。

 

高尾響は残念ながら指名漏れとなった。校内でドラフトの行方を見守っていた中井哲之監督には、自身の下から巣立って行った宗山塁や渡部聖弥の上位指名という吉報が届く一方で、1年前の真鍋慧内野手(大商大)に続き、夏の甲子園で戦った教え子の未来を期待するようなコメントを残すこととなった。

 

 

もちろんドラフト指名がゴールではなく、成功の度合いが見えてくるのは5年先、10年先だ。真鍋慧や高尾響の5年後がどうなっているか、なんて誰にも分からない。

 

ただ10月22日付の中国新聞紙面で<エースとして4季連続甲子園に出場した>高尾響に<9球団が調査書を求め、各球団との面談も済ませた>と書いてあっても、ひろスポ!はその手の話には乗らず、読者に期待を抱かせない記事をアップした。現段階の高尾響の力量をプロのスカウトが見れば、おそらくみんな「大学での4年間を見てからでも…」と思うだろう、との読みからだ。

 

この「読み」ってけっこう大切で「読み誤る」とろくなことにならない…

 

そんな、こんなでドラフト大騒動が無事終了?したら今度はMLBワールドシリーズと日本シリーズ開幕…その「読み」を駆使しながら、今後も記事をアップしていくことにする。(ひろスポ!特命班&田辺一球)

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