画像は矢野雅哉(資料写真)
日本vsオランダ 強化試合(3月6日午後6時30分プレーボール、 京セラドーム大阪)
侍ジャパンスタメン
セカンド太田椋
サード佐藤輝明
レフト水谷瞬
ライト万波中正
DH大山悠輔
センター梶原昂希
ファースト廣瀨隆太
キャッチャー岸田行倫
ショート森敬斗
先発は種市篤暉
強化試合で改めて証明された日本の投手力、守り勝つ野球
侍ジャパンが前日5日の第1戦、5対0に続き、9対0で快勝した。放った安打は第1試合が9安打、この日は大山悠輔のソロを含む9安打。被安打はともに1安打ずつ。しかもこの日は八回二死までパーフェクトリレーだった。
継投は…
種市篤暉(2回)-大津亮介(2回)-齋藤友貴哉(1回)-河野竜生(1回)-杉山一樹(1回)-曽谷龍平(2回)
ところで、この試合、広島の矢野雅哉が五回、佐藤輝明の代走から出場した。その後、打つ方では一直と三直。遊飛だった前日から、出塁狙いで指3本分短くバットを持っていた。
だが、肝の部分はそこじゃない。
ちょうど1年後、2026年3月6日に始まるWBC本大会の舞台に矢野雅哉が立っている可能性を、ひろスポ!は80%と判断した。(もちろん外れる可能性もある…)
なぜか?
井端弘和監督が矢野雅哉に期待していること
侍のショートと言えば2023年のWBC決勝(3月22日、ローンデポ・パーク)と2024年のプレミア12決勝(11月25日、東京ドーム)でショートを守った源田壮亮だが、たぶんもう無理だろう。第1戦でスタメンショートを任された長岡秀樹は第2戦では途中からショートに入った。今回呼ばれていないが紅林弘太郎もいる。セカンドで言えば今回呼ばれていない牧秀悟や小園海斗がいる。
その小園海斗と広島では三遊間、二遊間を組む矢野雅哉…
今回の強化試合の趣旨に沿って1、2戦を通じてショート、セカンド、サードの内野3ポジションを守ったのは矢野雅哉だけだ。そう、井端弘和監督は守備固めのケースでの矢野雅哉の手腕を高く評価していることになる。
矢野雅哉は初めての代表メンバー入り。いずれも途中出場で、第1戦がショート→サード、第2戦が代走→セカンドだった。
もうひとり、井端弘和監督が使いたがっている(ように見える)内野手がいる。太田椋だ。
太田椋は第1戦途中出場サード→セカンド、第2試合スタメンセカンド→サード。
内野の大切さ、難しさを知り尽くした指揮官は、左打者の矢野雅哉と右打者の太田椋をそれぞれ試せるだけ試したことになる。代表枠に入ってくる投手はいずれも世界水準で、だからこそ内野の守備力が重要視される。
先日の坂倉将吾リタイア&手術の知らせに悲鳴をあげたカープファンは、しかしこの秋の強化試合メンバー発表を楽しみに待っていていいはずだ。無論、矢野雅哉が広島のレギュラーとしてますます存在感を増すことが、その条件となる。第1戦で俄然注目度がアップした塹江敦哉もしかり。新井貴浩監督から太鼓判を押されて代表修行したふたりだから大丈夫…(ひろスポ!球春取材班&田辺一球)
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