画像は新たに整備されたマツダスタジアムまでの歩道、画面奥がマツダスタジアム(2025年3月7日午後5時前撮影)
JR広島駅とマツダスタジアムを結ぶ通称カープロードのうち開かずの踏切と呼ばれる愛宕踏切からマツダスタジアム大型スロープまでの区間の一部で進められていた工事がほぼ終わり新たな歩行者道がお目見えした。3月8日にマツダスタジアムで今季初めて開催されるオープン戦に合わせたかっこう。
建設工事などが最終段階に入っている広島駅ビルは3月24日に開業する。220余りのテナントが入る商業施設ミナモアなど、新たな機能を持った駅ビルとマツダスタジアムが快適な空間でつながる。
ただし駅ビルとエディオン蔦屋家電などが入るエキシティ広島をつなぐ高架型の接続ペデストリアンデッキの工期は3月31日までとなっており、3月7日夜時点では工事中だった。
広島駅ビルにつながるデッキは工事中(2025年3月7日午後8時撮影)
ところで広島駅、周辺大型施設からマツダスタジアムまでのペデストリアンデッキは、マツダスタジアム建設計画が進められていた当初、すべて高架で結ばれるはずだった。
それがいつの間にか、市民に何の相談もないまま?愛宕踏切(この愛宕踏切をまたぐ区間は2024年3月供用開始)を越えたところからは地上歩道のみの整備となった。
画像(上)は愛宕踏切を過ぎて階段のみのぺデストリアンデッキ、画像(中)は地上から見たところ、いちいちこの階段を上がれと…、画像(下)はマツダスタジアム側から愛宕踏切のある車道の先に見える自転車と歩行者階段でその右にはエレベーターがある(画像手前側にはエレベーターがない)
マツダスタジアムが開業したのは2009年。それから16年もかかって、やっと中途半端な動線が完成したことになる。線路のそばを通る歩道のため、JRとの調整が必要なことは分かるが時間をかけ過ぎだろう。
しかも愛宕踏切を越えて地上レベルに降りる際にはエレベーターもエスカレーターもない。(エレベーターは踏切手前に設置してあり、これを使うとけっきょく常に混雑する車道を渡ることになり意味がない)
例えば名古屋ドーム。最寄り駅からはすべて高架式でつながっているし、高低差にはエレベーターがある。福岡PayPayドームもそうだ。
最近で言えばエディオンピースウイング広島もそう。しかもエディオンピースウイング広島の場合は2024年2月の供用開始と同時に国道や主要道を跨ぐデッキが2カ所も整備され、エレベーターもある。
ひろスポ!の採点ではエディオンピースウイング広島の動線整備は90点(河川・水運を意識した動線もあれば100点だった)、マツダスタジアムのそれは60点、いや50点、試合日の周辺渋滞、いい加減にして欲しい)
どうしてマツダスタジアムの場合はこれほど工事が遅れ、しかも高齢者ら弱者に対して優しくないのか?一度、愛宕踏切を過ぎて地上レベルに降りて、またマツダスタジアムに入場する際にはスロープ…降りたり上がったり、ナンセンス…
マツダスタジアムの目の前で過去には車の接触による大きな事故も起こっている。観戦のため訪れる場合には、地上レベルでは引き続き注意が必要だ。(ひろスポ!取材班&田辺一球)
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