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2025年06月30日
編集部

広島オーナー現場介入の悲劇、「ポスト誠也」だった阪神・森下翔太は12球団最多52打点、森下をスルーして指名した斉藤優汰は二軍戦危険球一発退場…

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斉藤優汰
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    ダグ

  • レッドヘルメット

画像は斉藤優汰

 

 

シカゴ・カブスの鈴木誠也が現地時間6月29日を終えた時点で、ナ・リーグトップの69打点をマークしている。22本塁打も昨季の21発を超えて自己最多。

 

広島時代に新井貴浩監督(当時は選手)から主砲の何たるか、を伝授された。期間は短かったが、栗山英樹さんと大谷翔平の関係に近い。

 

広島球団は鈴木誠也のメジャー流出に備えて、早めに右のスラッガー獲得を目指してきた。2021年のドラフトで中村健人(3位)と末包昇大(6位)を指名したのはその第1手だった。

 

その1年後、2022年のちょうど今ごろの時期に、広島の苑田聡彦スカウト統括部長(当時、2025年2月引退)は、中央大4年だった森下翔太を視察して、変化球も含めてバットが強く振れることに加えて守備力、走力も評価していた。「ポスト誠也」にはうってつけの人材、という訳だ。

 

しかし、広島が2022年秋のドラフトで指名したのは斉藤優汰だった。1位指名できたのにわざわざ森下翔太をスルーした。現場のニーズにも合致しないこの選択は当然、深堀りされるべきものだった。だが、球団に忖度するメディアはスルーした。

 

12球団で唯一、オーナー自らがドラフト会議に参加するのが広島だ。まさに特殊な事情を抱えていることになる。いくら優秀なスカウトが情報を集めても、最後は鶴の一声で指名選手が決まるからだ。

 

先の”苑田スカウティングメモ”から3年が経過した今、松田元オーナーの現場介入がどんな結末を招くか、がはっきりした。

 

6月29日、三次市・電光石火きんさいスタジアムであったウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦に今季初先発した斉藤優汰は、二回途中で危険球退場になった。

 

阪神・森下翔太はこの日、神宮球場で2試合連続の13号ホームラン。12球団トップの52打点と、誰が見ても「ポスト誠也」の輝きを放っているのである。

 

以下、斉藤優汰の二軍戦の詳細を 田辺一球広島魂|note より引用する。

 

斉藤優汰危険球退場はもはや必然か…ウエスタン・リーグ●3-8くふうハヤテ(6月29日、三次)70試合31勝35敗4分け

広島スタメン 打安点 今季通算打率
レフト佐藤啓介4の1、打点1 ・260
センター中村健人4の1、打点1 ・275
ファースト渡邉悠斗4の2 ・244
DH林晃汰4の0 ・317
ライト中村貴浩4の2 ・260
ショート二俣翔一3の0 ・164
レフトロベルト3の0 ・173
サード内田湘大3の1 ・184
キャッチャー清水達也2の1 ・139
ピッチャー斉藤優汰

広島投手成績
斉藤優汰1回1/3、2安打無失点
高太一2回2/3、4安打2失点
杉田健2回2/3、3安打3失点
杉原望来1回1/3、1安打1失点
ケムナ誠1回2安打3失点

 

 

猛暑日の強い日差しが照り付ける中、三次市民ら、およそ1500人がスタンドに集まった。由宇練習場での公式戦とは異なり、有料試合だ。

内野自由席(大人)1,500円(当日2,000円)、内野自由席(こども)1,000円(当日1,500円)

ネット裏指定席 2,000円(当日2,500円)、テラス席(6人席) 18,000円、車イス席 1,500円(当日2,000円)(同伴者1名まで可・同額)

ファンの目に広島二軍の戦いぶりはどう映ったか?特に斉藤優汰のピッチング…野球素人でも?だったのではないか?

松田元オーナーが二軍戦のローテに関与しているのは間違いない。この日は中国新聞後援試合。オーナー自らがドラフト1位指名を決めた(スカウトや現場のニーズは無視)斉藤優汰を先発させ、好投すればナイスゲームとなるはずだった。だが、結果は最悪。斉藤優汰の今持てる力を冷静に分析した場合、この日の先発は土台無理な話だったことになる。

いきなり先頭の鈴木将平(元西武)に対してノースリーとして7球目で四球。相手のバント失敗もあって初回は何とか乗り切ったが球数21と相変わらずの立ち上がりになった。

二回は先頭に左前打されると、次打者の2球目で早々とワイルドピッチ。この流れも“いつも通り”。そして一死から八番打者の首あたりをかすめる死球で危険球退場となった。

相手の下位打線はNPB未経験者だ。真逆の現象が起こっている。2000年代初頭、「プロアマ交流」が始まると、社会人チームの投手に広島二軍主力がぶつけられるなどして「だからアマチュアは怖い」という声が広島ベンチからは上がっていた。くふうハヤテのベンチの声をメディアは拾い上げた方が良くないか?

 

 

オーナーの意向を受け、斉藤優汰の調整には最大限の配慮がなされてきた。

 

 

6月13日 ハヤテ戦(由宇)…3番手で1イニング10球を投げ3人でぴしゃり

6月17日 阪神戦(倉敷)…ナイトゲーム、七回1イニング29球1安打1四球1ボーク1暴投1失点

6月20日 オリックス戦(杉本商事)…ニ、三回の2イニングを投げ36球1安打1四球無失点

6月22日 オリックス戦(豊中)…五回途中鈴木健矢を救援、二死一、三塁の場面を抑えると六回は2四球1暴投無失点

 

わざわざ走者を背負っての予行演習も終え、そこから中6日で今季初先発マウンドへ。でもけっきょくは今季、中継ぎで21試合に投げてきたことが生かされなかったことになる。

 

 

斉藤優汰を緊急救援した高太一はきっちりアウト2つを取って続投。三回も抑えたが四回に3安打を集められて失点した。

3人目の杉田健は五、六回を3人ずつでぴしゃり。しかし七回に3連打されるなどして途中交代。4人目の杉原望来は空振り三振を奪って救援に成功したが、八回はバックのエラー絡みで失点した。

九回のケムナ誠も四球、暴投絡みで2失点。要するにこの日、登板した5投手は三次のファンをうならせるようなピッチングができなかった。

 

七回に後逸エラーした二俣翔一、八回にお手玉エラーした佐藤啓介。酷暑の中で集中力を欠くようなプレー。だが、くふうハヤテはノーエラーだった。

 

打線は8安打で3点止まり。金曜日に1号3ランを放った佐藤啓介が八回、初球の高目真っすぐを仕留めて2号ソロ。それまでの3打席はいずれも落ちる球に凡退しており、4番手右腕の変わりバナで意地を見せたかっこう。

前日欠場の渡邉悠斗はスタメン復帰で中越え適時二塁打など2安打。3試合ぶりスタメンの二俣翔一は遊ゴロ併殺打、空振り三振、三直で・164の低打率に喘いでおり、開幕前後の注目度とその力量に差があったことが残念ながら証明されたかっこう。一軍トップレベルの投手にも対応できる「これだ!」という確かなモノを掴んでおかないと、迷走が続くことになる。

 

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田辺一球広島魂|note

 

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