明治安田生命J1第1ステージ第12節、サンフレッチェ広島はアウェーで鹿島アントラーズと対戦して2-2で引き分けた。
首位を行く浦和レッズはホームでFC東京に4-1で圧勝。この結果、サンフレッチェ広島は勝ち点23でFC東京、1試合消化試合の少ないガンバ大阪と並び得失点差で3位に浮上したが、1試合消化試合の少ない浦和レッズとの勝ち点差が4に広がり、当面の目標であるステージ優勝に向けいよいよあとがなくなってきた。
サンフレッチェ広島は0-0の後半6分、バックパスを受けたGK曽ヶ端の蹴り出したボールを佐藤寿人が奪い先制ゴール。そのまま逃げ切る得意の展開になる流れだったが後半20分に千葉がPKを与えて同点に追いつかれた。
その3分後、今度はパスを奪われ途中出場のFWジネイにJ初ゴールを決められた。
直後に途中出場の浅野から柴崎とつないで同点ゴール。アウェーで負けなかった踏ん張りは賞賛に値するが、同時に勝ち切れない守備に課題を残した。
なお、この試合で鉄人DF水本がGKを除くと最多記録となる127試合連続フル出場を果たした。長く試合に出続けることについて「特別なことはやらない」とさらりと言いきる水本だが、警告出場停止やケガもなく試合に出続けるその精神力、体力の強靭さは驚異的で、まさにサッカー選手のお手本と言える。同時に史上77人目の300試合出場も達成した。
水本選手の連続フル出場に対するコメント
特別変わったことをしているわけじゃないんです。普段の生活を大事に、そういう気持ちでやっています。試合に出て活躍することがサッカー選手として基本ですし、大事なことじゃないですか。そのためには犠牲にしなきゃいけないこともあると思います。それと、ここまで僕のサッカー人生は良いことも苦しいこともありましたけど、どんな時でも僕を支えてくれた人達に対して、常に感謝しながらやっています。